写真撮影をプロカメラマンに依頼する料金相場は?見積もりの流れも紹介
写真撮影をプロカメラマンに依頼するときは、最初に見積もりを取ります。どのような流れで見積もりを取るのか、また、写真撮影料金がどのように決まるのかについてまとめました。撮影会社やフリーカメラマンを選ぶポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。
目次
- プロカメラマンの写真撮影料金が決まる仕組み
- プロカメラマンに写真撮影を依頼する場合の費用相場
- 写真撮影の見積もりの流れ
- フリーランスのカメラマンに依頼するときの見積もりの流れ
- 撮影会社やフリーカメラマンを選ぶときの注意点
- 写真撮影はプロに依頼しよう
プロカメラマンの写真撮影料金が決まる仕組み
プロカメラマンには、撮影会社に所属しているカメラマンもいれば、個人事業主などの形で独立しているカメラマンもいます。いずれのカメラマンに写真撮影を依頼するときも、次の要素で撮影料金が決まることが一般的です。
- 撮影時間
- カット数
- 出張フォト撮影の有無
- モデル料などのオプション費用
- スタイリストやアシスタントなどの人件費
それぞれの要素がどのように料金に作用するのか説明します。
撮影時間
多くの撮影会社では、撮影時間あたりで料金を設定しています。えば、半日で10万円、全日で20万円と決められていることがあります。
撮影会社やカメラマンにもよりますが、半日は3~4時間程度、全日は7~8時間程度を指すことが一般的です。長引くときは時間あたりの追加料金が発生することもあります。
カット数
カット数によって写真撮影の料金が決まることも多いです。カット数で決まる撮影会社なら、写真撮影がスムーズに進まないときでも追加料金が発生しないので安心です。
なお、カット数で写真撮影の料金が決まるときは、撮影費用に編集費用が含まれて傾向にあります。しかし、明るさ調整やトリミングなどの基本的な編集費用は含まれていても、背景色を変えるなどの特殊な作業に関しては、別途料金になっていることがあります。撮影会社によっても異なるので事前に確認しておきましょう。
カメラマンによる出張フォト撮影の有無
カメラマンに撮影を依頼する場合、写真を撮影する場所によって料金が変わることもあります。カメラマンに自社などの指定の場所に来てもらうときは、出張料や交通費が別途かかることが多いので注意しましょう。
一方、カメラマンや撮影会社が所有するスタジオを使う場合は、追加費用はかからないことが多いです。しかし、プロカメラマンの中にはスタジオを持たずに、レンタルスタジオで撮影する方もいます。その場合は、スタジオ料金が別途請求される可能性があります。
モデル料などのオプション費用
撮影内容によっては、次のオプション費用がかかることがあります。
- モデル手配料
- 特殊機材の使用料
- 合成加工などの特別な編集作業に対する料金
また、次のようなケースでは、追加料金が発生することもあります。
- 土日祝日に撮影する場合
- 夜間に撮影する場合
スタイリストやアシスタントなどの人件費
カメラマンだけでなく、多くのスタッフがついて撮影を進める場合もあります。例えば、アシスタントが1人いるだけでも、カメラマンが1人で撮影するよりも効率良く進みます。
アパレル関係の写真を撮影する場合であれば、スタイリストがついてくれるとセンスよくコーディネートしてもらえるでしょう。また、編集スタッフがいれば、写真撮影と編集を並行して進められるので、さらに短時間での作業が可能になります。
しかし、スタッフが多くなると人件費もかさむので注意が必要です。予算より高くなることがないよう、事前にスタッフあたりの人件費についても尋ねておきましょう。
プロカメラマンに写真撮影を依頼する場合の費用相場
撮影会社やプロカメラマンにもよりますが、出張撮影を依頼するときは半日・全日などの時間単位で料金が決まる傾向にあります。一方、スタジオ撮影するときは、その場で編集作業も行うため、カット数あたりで決まることが多いです。
ただし、モデル撮影するときはスタジオであっても時間単位の料金となることもあるので、撮影会社やカメラマンごとのルールを事前に確認しておきましょう。
プロカメラマンに出張撮影を依頼する場合の料金相場
出張撮影を依頼する場合は、半日10万、全日20万円が目安となります。ただし、カメラマン以外にスタッフがつくときの人件費や交通費は別途請求されることが一般的です。
なお、撮影してほしいカット数が決まっている場合は、見積もりの際に伝えておきましょう。時間あたりに撮影できるカット数の目安があるため、撮影にかかる時間も予想しやすくなります。
スタジオ撮影を依頼する場合の料金相場
スタジオ撮影を依頼するときは、1カット5,000~10,000円が目安となります。撮影対象をより魅力的に見せるスタイリングをしてもらうときは、別途スタイリング料金が必要です。
スタイリング料金については、撮影会社によって差があるため、事前に確認しておきます。ただし、スタイリングに対応していない撮影会社も多いので、スタイリング写真を希望するときは撮影会社を慎重に選びましょう。
写真撮影の見積もりの流れ
紹介したように、写真撮影の料金は撮影会社やカメラマンによって大きく変わります。また、撮影会社ごと、カメラマンごとに独自のルールがあるため、依頼内容は同じでも料金に大きく差が生じることも珍しくありません。
写真撮影をプロに依頼するときは、まずは見積もりを取り、写真のクオリティと比べて納得できる料金かどうかを確かめておくことが必要です。撮影会社に依頼するときは、次の流れで見積もりを取りましょう。
- 撮影するシチュエーションやカット数を決める
- スタイリングや加工について決める
- 撮影会社に見積もりを依頼する
- 撮影内容の詳細決定・契約
流れに沿って説明します。
1.撮影するシチュエーションやカット数を決める
撮影会社に依頼する前に、シチュエーションとカット数を決めておきましょう。例えば、「Amazonで販売する商品の撮影をしてほしい。商品数は20点。商品ごとに異なるアングルの写真を5枚。うち1枚は白抜き写真」というように細かく決めておくと、撮影会社も料金を見積もりやすくなります。
2.スタイリングや加工について決める
スタイリングや写真加工が必要かどうかも事前に決めておきます。いずれも工数が増えるため、写真撮影時にいきなり伝えても対応してもらえない可能性があります。
また、撮影会社によっては、スタイリングに対応していないこともあるので注意しましょう。SNSに投稿する写真やECサイトのトップページ画像、今期のキーアイテムの写真などは、おしゃれにスタイリングしてもらうことで出来栄えが大きく変わります。スタイリングが必要なときは、対応している撮影会社から見積もりを取りましょう。
3.撮影会社に見積もりを依頼する
依頼する内容を決めた後に、撮影会社に見積もりを依頼します。いくつかの撮影会社から見積もりを取ると、より満足できる会社を見つけやすくなります。
見積書を見るときは、内訳もしっかりと確認しておきましょう。内訳を細かく記載している会社に依頼すると、追加料金が発生しにくくなります。
また、金額だけで決めないことも大切なポイントです。実際のところ、丁寧な写真撮影はコストがかさむものです。安いからという理由で依頼してしまうと、クオリティが著しく低い可能性もあり、撮影し直すなどの対応が生じて、かえって費用がかかることもあります。
4.撮影内容の詳細決定・契約
後でトラブルにならないためにも、見積書に記載されている以上の料金がかからないか、また、追加費用が発生するのはどのようなケースか確認しておきましょう。
見積もりの内容と詳細事項に問題がない場合は、契約となります。撮影日や納品日を決め、再度見積書を隅々まで確認してから契約しましょう。
フリーランスのカメラマンに依頼するときの見積もりの流れ
撮影会社のカメラマンではなく、フリーランスのカメラマンに依頼するときは、次の流れで見積もりを取ります。
- マッチングサイトやアウトソーシングサイトにアクセスする
- 希望の条件や料金で探す
- 実績や料金相場からフリーカメラマンを選ぶ
- 依頼内容や料金について交渉する
流れに沿って見ていきましょう。
1.マッチングサイトやアウトソーシングサイトにアクセスする
もし、フリーランスのカメラマンの知り合いがいるときは、撮影を依頼することも検討してみましょう。ただし、カメラマンといっても得意とする写真が異なるので注意が必要です。例えば、ポートレート写真を得意としている場合や、風景写真が得意な場合、ECサイトやカタログの商品写真が得意なケースもあります。
カメラマンの知り合いがいない、あるいは知り合いはいるけれども得意分野と依頼したい写真が合わないときは、アウトソーシングサイトやマッチングサイトで探しましょう。
アウトソーシングサイトは、仕事を依頼するためのサイトです。納期や条件などを記載した「依頼案件」として登録しておくと、カメラマン側から応募してもらえます。応募者が複数いるときは、応募者の条件を比較するなどして選考します。
一方、マッチングサイトとは、フリーカメラマンなどの仕事を請け負う方を直接探すサイトです。次の流れで利用しましょう。
2.希望の条件や料金で探す
マッチングサイトでは、仕事内容や条件から専門家を探せます。例えば、「カメラマン」「商品撮影」などのキーワードで検索し、カメラマンを探してみましょう。
マッチングサイトによっては、料金で検索できることもあります。1日あたりの予算などで絞り込んでみましょう。
3.実績や料金相場からフリーカメラマンを選ぶ
条件に合いそうなフリーカメラマンのなかから、実績を確認して依頼したい内容に合うカメラマンを厳選します。次のポイントを確認しましょう。
- 撮影して欲しい対象(商品、人物、風景など)を専門としているか
- 写真のテイストがイメージに合っているか
- 料金は妥当か
- 対応エリア内か、出張費・交通費はどの程度か
マッチングサイトによっても異なりますが、大抵はサイト登録者ごとに紹介ページがあり、今までの実績や仕事を引き受けるときの料金目安などが記載されています。
最初に確認することは、撮影して欲しい種類の写真に対応しているかどうかです。商品撮影なら商品撮影、人物写真なら人物写真に対応しているカメラマンに依頼しましょう。また、写真のテイストも要チェックです。スタイリッシュな写真を希望しているのに、あまりにもファンシーなテイストは困ります。
当然のことですが、実績が多く、写真のクオリティが高いフリーカメラマンの料金相場は高額になります。予算とも相談しながら、満足できるクオリティのカメラマンに依頼するようにしましょう。
フリーカメラマンの対応エリアも確認することが必要です。特に出張撮影してもらう場合であれば、対応エリア外のカメラマンには依頼できません。また、対応エリア内でも原則として出張費や交通費が別途かかってくるので、あまり遠い場合は高額な交通費を支払うことになります。
4.依頼内容や料金について交渉する
実績・料金・対応エリアを確認し、問題がない場合は、依頼となります。マッチングサイトによってもルールは異なりますが、基本的にはカメラマンとの直接交渉で料金を決めることが多いです。
ただし、無理な値下げ交渉はやめておきましょう。登録者の紹介ページで記載されている料金を目安に依頼することがマナーです。お互いに気持ちよく仕事を依頼・請負できるよう、節度を守って行動しましょう。
撮影会社やフリーカメラマンを選ぶときの注意点
写真のクオリティは、カメラマンの腕にかかっているといっても過言ではありません。また、スタイリングや編集などのクオリティによっても、写真は大きく変わります。
満足できるクオリティの写真に仕上げてもらうためにも、次の2点に注意して撮影会社やフリーカメラマンを選びましょう。
- 実績・作品を確認する
- 追加費用の有無を確認する
それぞれのポイントを説明します。
実績・作品を確認する
撮影会社に依頼するときは、撮影会社のホームページをしっかりと確認してみましょう。大抵は過去の実績や作品が紹介されています。
まずは写真の撮影対象を確認してください。人物や商品、風景など、依頼したい対象の写真があるか調べておきます。もし依頼したい対象の写真がないときは、単に掲載していないだけという可能性が考えられます。電話やメールなどで直接問い合わせてみましょう。
また、ホームページに掲載されている過去の作品が少ないときも、電話やメールなどで直接問い合わせてみましょう。場合によっては、サンプル写真を見せてもらえるかもしれません。
次はテイストの確認です。過去の写真が希望するテイストに合うかどうかチェックしてみましょう。テイストが合わないときでも、依頼者側の希望(カラフルな写真が良い、50代向けの雰囲気が良いなど)を伝えることで対応してもらえますが、思ったような仕上がりにならない可能性が高いと考えられます。無理にその会社に依頼するのではなく、別の撮影会社に依頼しましょう。
フリーランスのカメラマンの場合は、マッチングサイトやアウトソーシングサイトの紹介ページで過去の実績を確認します。また、サイトによっては、今までの依頼主による口コミも紹介していることがあります。写真のクオリティや仕事のスタイルなどについて書かれていることもあるので、チェックしておきましょう。
追加費用の有無を確認する
しばしばトラブルになるのは、追加費用の問題です。追加費用が大きく、見積書には記載されている料金と請求書の料金が大きく異なるのでは困ります。見積もりを取るときは、必ず追加費用の有無を確認しておきましょう。
また、追加費用についての情報を、ホームページで公開しているかどうかも確認しておきましょう。追加費用の料金体系が明瞭な撮影会社ならば、依頼する前にどの程度の料金がかかるかある程度予想できます。
反対に、追加費用についての情報がホームページで公開されていない場合や、事前に教えてもらえない場合は、「とんでもない料金を請求されるのではないだろうか?」と不安を感じながら依頼することにもなりかねません。安心して仕事を依頼するためにも、追加費用について事前に確認しておきましょう。
撮影代行会社一覧
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写真撮影はプロに依頼しよう
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撮影実績
コスメ
コメント:洗練されたパッケージの印象を崩さぬようシンプルな背景を選び、ラインナップを見せるスタイリングで撮影
スイーツ
コメント:ストロボを上から当てて影が不自然に出ないように調整し、レフ板を置くことで強くでる影を和らげながら光が回るよう撮影
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コメント:男性用アパレルのクリスマスギフトを大人シックなスタイリングで撮影
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コメント:日本酒と甘酒の深い伝統と繊細な美しさを和のイメージで表現することに焦点を当て、光の使い方には特に注意を払い、柔らかく自然な光を利用して商品の透明感と色合いを際立たせました。
インテリア
コメント:オフィスのような雰囲気を再現するために、パソコンやデスク周りのアイテム、植物を配置いたしました。派手な色の小物は商品を引き立てないため、シンプルなモノトーンのアイテムで揃えて撮影を行いました。
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