モデル撮影を成功させる5つのコツ!料金相場や必要なものも説明
モデル撮影を行うことで、衣料品や小物の魅力を引き出すことができます。撮影を成功させるコツや料金相場、必要なものについてまとめました。写真が単調にならないためのポイントや安く仕上げるコツについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
モデル撮影とは?
モデル撮影とは、主に人物モデルを使った写真のことです。次の2つの種類に分けられます。
- 人物の魅力を引き出すポートレート撮影
- 商品の魅力を引き出す商品撮影
いずれも人物モデルを使いますが、モデルの意義や撮影方法などが異なります。詳しく見ていきましょう。
人物の魅力を引き出すポートレート撮影
ポートレート撮影とは、人物モデルを主役とした写真を撮影することです。モデルの魅力を引き出すことが大切なので、背景やライティングなども「人物がより魅力的に見えること」を第一義として決定していきます。
また、写真の目的に応じた魅力を引き出すことも大切です。例えば、お見合い写真であれば自然な美しさや快活さなどがポイントになることもあります。
一方、パスポート写真であれば、眉や目がしっかりと見えることなどが求められます。いずれにしても写真の目的にふさわしく写すことが大切です。
商品の魅力を引き出す商品撮影
商品撮影に人物モデルを使うこともあります。ポートレート撮影は人物が主役ですが、商品撮影では商品が主役なので、人物は商品を引き立てることを意識して撮影に臨まなくてはいけません。
例えば、カーディガンやスカートなどの衣類であれば、写真を見た人にその服の魅力だけでなく、丈感や質感、全体のシルエットなどがよく分かるように撮影する必要があります。モデルも、自分が美しく見えるかどうかではなく、商品が美しく魅力的に見えるかどうか、着丈・袖丈などが分かるかを意識して着こなします。
モデル撮影の基礎知識
モデル撮影では、何が主役かを意識して撮影することが大切です。他にも、モデル撮影を行う前に知っておきたいこととして、次のポイントが挙げられます。
- 光の種類と向き
- 構図・アングル
- 料金相場
- 必要なもの
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
光の種類と向き
光には、自然光だけでなくストロボやLEDライト、蛍光灯などのさまざまな種類があります。柔らかい印象を出したいときには自然光が適していますが、光の量を調整できないため、天候や時間によっては弱すぎる・強すぎるといった問題が発生します。
一方、ストロボなどの人工光は光の量を調整できるというメリットがありますが、自然光と比べるとコントラストが強く出てしまうことがあるので注意が必要です。
また、光の向きにも注目してみましょう。モデルや商品の正面から光が当たる「順光」だけでなく、後ろ側から光が当たる「逆光」、また、斜め前からの「斜光」や斜め後ろからの「半逆光」などがあります。順光は色が白飛びしやすいですが、逆光は反対に暗くなりすぎ、モデルの表情が分かりにくくなってしまうことがあります。
構図・アングル
構図とは、写真の中でモデルや商品が納まる配置のことです。例えば、中央に配置する「日の丸構図」はシンプルですがインパクトがあり、商品を際立たせることができます。しかし、すべての写真を日の丸構図で撮影してしまうと、単調になり、面白味がなくなってしまうかもしれません。
モデル撮影のときには、構図と同様、アングルも大切です。アングルとは写真を撮影する方向のことで、正面からだけでなく真横、斜め前、斜め後ろなど自由に選択できます。
どのアングルが良いかは、モデルによって、あるいは商品によっても異なります。複数のアングルから撮影し、主役が引き立つ角度を選びましょう。
料金相場
モデル撮影の料金相場は、モデルによって大きく異なります。誰もが知っているような有名モデルや、大手モデル事務所に所属しているファッションモデルなどは、モデル料として1時間あたり数十万円かかることもあります。
一方、撮影会社に所属しているモデルや一般的なモデルであれば、3~4時間ほどの撮影で10万円程度が相場です。なお、モデル撮影の場合は、モデル料以外にもさまざまな費用がかかります。事前に見積もりを取り、正確な価格を把握しておきましょう。
<モデル撮影にかかる料金相場>
モデル料:3~4時間で10万円程度
モデル手配料:1回3万円程度
撮影料:カットあたり5,000円~1万円程度
自社でモデルを手配するときは、モデル料やモデル手配料はかかりません。その場合は、撮影料だけを支払うことになりますが、撮影会社によってカットあたりの料金制か、時間あたりの料金制かが異なるので確認しておきましょう。
また、撮影会社によっては、自社でモデルを手配しなくてもモデル料に準じた撮影料がかかることがあります。モデル料は基本的に時間あたりで計算されるので、カット数が多いときは割安になることが多いです。
必要なもの
モデル撮影には次のものが必要です。
- 一眼レフカメラ、もしくはミラーレスカメラ
- 単焦点レンズ(焦点距離:50mm)
キットレンズを購入する場合、ズームレンズなどが入っていることが多いです。しかし、モデル撮影をするときには単焦点レンズが適しています。モデル撮影をメインでカメラを購入するときは、焦点距離50mmの単焦点を準備しておきましょう。
モデル撮影を成功させる5つのポイント
モデル撮影は簡単ではありません。一刻一刻表情が変わるだけでなく、顔や手足の向きなども動くので、思うような写真に仕上がらないことも多いです。モデル撮影の成功のために注意したいポイントとしては、次の5つが挙げられます。
- 日陰で撮影する
- ファーストカットを活用する
- 有名モデルではなく商品に合うモデルを採用する
- 撮影プランを丁寧に練る
- プロに依頼する
それぞれのポイントについて説明します。
日陰で撮影する
日なたで撮影するとコントラストが強くなり、モデルや商品自体は目立ちにくくなってしまいます。写真の明るさを均一にするためにも、日陰で撮影するようにしましょう。
特に商品撮影のときには、商品の色味や質感をできるだけそのまま表現することが求められるので、直射日光にあてて白飛びするのは避けなくてはいけません。暗くなりすぎない時刻を選び、日陰でも十分に明るさを確保して撮影しましょう。
ファーストカットを活用する
撮影枚数が増えるほど、モデルが疲れてくるので表情がこわばってしまうことがあります。
どの写真にするか迷ったときは、ファーストカットを活用できないか確認してみましょう。いい感じに緊張感が抜けた自然な写真に仕上がっていることが多いです。
有名モデルではなく商品に合うモデルを採用する
商品撮影をするときは、有名モデルはあまりおすすめできません。モデルのインパクトがありすぎて、商品を際立たせることが難しくなります。
モデルを選ぶときは、有名かどうかではなく商品のイメージに合っているかに注目してください。商品の世界観を表現できるモデルなら、ユーザーの購買意欲をかきたてることができます。
撮影プランを丁寧に練る
モデル撮影は、通常時間あたりで料金がかかります。撮影プランをしっかりと練らないで依頼してしまうと、時間ばかりが過ぎ、料金も高額になってしまうので注意しましょう。
次の点を決めてから撮影に臨むと、短時間でも満足できるモデル撮影を実現できます。
- 撮影する商品の順番
- 撮影の構図(ラフ画を描いておくと良い)
- 各写真のイメージ(ニットAは快活なイメージで、ニットBは大人っぽくなど)
プロに依頼する
衣類やバッグ、アクセサリーなどの身につけるものは、商品単体だけでなくモデル写真も必要です。サイズ感やコーディネート例などをユーザーに効果的に伝えられるようになり、より訴求力のある写真が完成します。
とはいえ、モデル撮影は商品撮影よりも難易度が高いため、時間がかかり、モデル料がかさんでしまう点に注意が必要です。
モデル撮影に悩んだときは、プロに依頼してみましょう。モデルありの商品撮影に対応している撮影会社なら、商品の魅力が伝わるモデル撮影を実現してくれます。
AirPhotoでも、通常の商品撮影だけでなくモデルありの商品撮影を承っております。商品の世界観を表現するモデルの手配も実施していますので、お気軽にご相談ください。
また、モデルがすでに決まっている場合は、モデル手配料は不要です。コストを抑えてモデル撮影を行いたい方も、ぜひお問い合わせください。
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お急ぎの場合はこちら:03-6824-2695
モデル撮影のメリット・デメリット
メリット
商品やサービスを紹介する写真に、モデルを登場させることがあります。例えば、ジャケットを紹介する写真であれば、ジャケットを床や台に平置きして、あるいはトルソーに着せて撮影することもできますが、モデルに着てもらい撮影することもできるでしょう。
モデル撮影をすることで、次の3つのメリットが得られます。
- 商品・サービスの世界観を伝えられる
- 使用感を正確に伝えられる
- オリジナリティを演出できる
それぞれのメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
デメリット
1.顔出しモデル
顔出しモデルを使用する場合、モデルの印象にイメージが固定されてしまうデメリットがあります。例えばアパレルであれば、誰もが似合うということをアピールするためにより幅広い着こなしを提案しても、モデルが同じであれば同じような印象に仕上がるかもしれません。多くのモデルを使うことで、一つのイメージに固定しないように工夫することもできるでしょう。しかし、通常、顔出しモデルはパーツモデルよりも報酬が高くなるため、モデルの人数を増やせばさらにコストが高くなってしまいます。
2.パーツモデル
顔出しをNGとする場合、引いた構図で撮影することができないため、全体像が分かりにくいというデメリットがあります。また、顔を出さないように手首や顎で写真を切り取るので、写真全体のクオリティが低く見えることもあるでしょう。似たような構図ばかりになる点も、パーツモデルのデメリットです。手元や足元のアップ画像が多くなるため、ECサイトやカタログ全体が単調な印象に仕上がることもあります。
モデル撮影のデメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
モデル撮影の流れ
モデル撮影は時間あたりで費用が発生するため、手際よく進めていくことが大切です。撮影の流れを理解し、スムーズに進められるようにしておきましょう。一般的に、モデル撮影は次のステップで進みます。
- 撮影準備
- モデルの着替え、メイク
- 撮影開始
それぞれのステップについて説明します。
1.撮影準備
まずは撮影準備です。機材やライティング、背景などを整えておきましょう。モデルが着用する衣類や小物も、撮影の順番通りにそろえておきます。
2.モデルの着替え、メイク
撮影準備が整った状態で、モデルの着替え、メイクを行います。メイクは商品の世界観を表現する手段の1つでもあるので、商品ごとにイメージを決めておき、メイクアップアーティストに伝えておきましょう。
3.撮影開始
いよいよ撮影を開始します。屋外で撮影するときは天候にも注意を払いましょう。短時間で撮影を終えられるよう、化粧直し道具や撮影小物なども過不足なく整えておきます。
モデル撮影をご検討の方は、こちらの記事で注意点から依頼方法までご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
商品の魅力を引き出す写真はプロに依頼しよう
モデル撮影は、何を主役とするかによって注意点が異なります。商品を主役とするときは、商品の世界観を表現するモデルを選ぶことが成功のポイントとなります。
また、プロに依頼することも大切なポイントです。AirPhotoなら明朗料金で安心してご利用いただけます。商品を際立たせるモデル撮影は、ぜひAirPhotoにご相談ください。
モデル撮影メニュー:料金(税抜)
モデル手配(モデル交通費込、最長8時間):25,000円
モデルクライアント様手配:0円
スタジオ撮影ショート(最長2時間、モデルレタッチ1枚まで):70,000円
スタジオ撮影ロング(最長4時間、モデルレタッチ3枚まで):100,000円
スタジオ撮影1DAY(最長8時間、モデルレタッチ5枚まで):175,000円
撮影実績紹介
エイトベース株式会社様
クライアント:エイトベース株式会社
撮影内容:アンダーウェア
コメント:クラウドファンディング、自社EC、Amazonで使用する用にモデルを入れた撮影
株式会社エコ・ブライト・ジャパン様
クライアント:株式会社エコ・ブライト・ジャパン
撮影内容:高機能コルセット
コメント:雑誌掲載用のイメージ撮影をエレガントガーリーなスタイルに撮影
株式会社ユナイテッド様
クライアント:株式会社ユナイテッド
撮影内容:アウトドアウェア
コメント:白背景でモデルの全身写真、バストアップ写真、服のディティール写真(機能)を撮影
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