売れるECサイトとは?商品ページ作成のコツや依頼する際の相場・代行会社を紹介
売れるECサイトには共通点があります。いずれも商品ページがきちんと作り込まれ、文章と画像が適切にデザインされています。ユーザーを惹きつける商品ページとはどのようなものか解説し、商品ページ作成方法について詳しくまとめました。
ぜひ参考にして、売れるECサイトを構築してください。
目次
- 売れる商品ページは文章と画像が適切にデザインされている
- 商品ページの要素
- 商品ページ作成前の事前準備
- ECサイトの商品ページ作成の流れ5ステップ
- 商品ページのデザインのポイント
- 売れる商品画像作りのポイント
- 売れる商品説明文のポイント
- 商品ページを見てもらうための3つのテクニック
- 魅力的な商品画像で売れる商品ページ作りを
売れる商品ページは文章と画像が適切にデザインされている
商品ページとは、商品についての詳細情報とショッピングカートに入れるボタンが配置されたページです。ユーザーは商品ページに記載されている情報に満足すると、ショッピングカートに入れるボタンをクリックします。このことから、商品ページの役割は次の3つがあると考えられます。
- ユーザーに必要な情報を提供する
- ユーザーの購買意欲を刺激する
- ユーザーの購入手続きを開始する
いずれの役割も、ECサイトそのものの存在意義に関わります。つまり、商品ページはECサイトの心臓部ともいえるのです。
では、どうすればユーザーに必要な情報を提供し、購買意欲を刺激して購入手続きを始めさせることができるでしょうか。最低限必要なことは、ユーザーに正確な情報を与えることです。ユーザーは文章と画像から情報を入手するため、わかりやすい文章と画像を掲載し、適切にデザインすることが必要になります。
商品ページの要素
商品ページには、次の要素があります。
- 商品名
- 商品画像
- 商品説明文
- 顧客のレビュー・コメント
- 価格・送料
- 関連商品情報
ユーザーを購入のアクションに導く効果的な商品ページは、すべての要素がユーザーの購買意欲を刺激する構成になっています。それぞれの要素において注意すべきポイントを見ていきましょう。
商品名
商品名は、単に商品の名前を記載すれば良いのではありません。「商品名」=「商品ページのタイトル」ともなるため、魅力的なECサイトにするための重要な要素です。
また、ECサイト内で検索する場合、商品名とサムネイル画像が一覧表示されます。このとき、商品名として「カーディガン1」「カーディガン2」「靴下」といった素っ気ない言葉が並んでいたらどうでしょうか。商品ごとの違いが分かりにくくなるため、クリックして商品ページを見たいという気持ちをユーザーから引き出すことは難しいでしょう。
商品名には、商品の特徴やスペックなども含めておくとユーザーに役立つ情報を提供できます。例えば、「【オンライン限定】ボーダーカーディガンMサイズ2023年SS」のように記載すると、ユーザーに提供できる情報量が増えるだけでなく、商品ページを見たいという気持ちを喚起できるでしょう。
ただし、商品名が長すぎると一覧表示したときに文末が切れてしまう可能性があります。使用するプラットフォームにもよりますが、長くても30文字以内に収めるほうが良いでしょう。また、重要な情報を前部分に配置すると、よりユーザーの気持ちをつかみやすくなります。
商品画像
商品ページの中でも商品画像は、最初にユーザーの目を惹きつける部分です。どんなに優れた商品でも、商品画像が魅力的でなければ、ユーザーをショッピングカートに入れるアクションに導くことができません。
特に大切なのはトップ画像(商品ページで最初に掲載される画像)です。トップ画像はサムネイル画像(一覧表示やショッピングカート内に掲載される画像)としても使われることがあるので、ユーザーの商品ページを開くかどうかの意思決定に大きく関わります。
また、トップ画像だけでは、十分な情報を提供できません。商品を異なるアングルで撮影した写真や、商品の使い方が分かる写真、使用するシチュエーションが分かる写真なども必要です。ECサイトのプラットフォームにもよりますが、10枚程度の画像を掲載できることが多いため、最大限多くの画像をアップロードするようにしましょう。
商品説明文
ECサイトでは、商品画像でユーザーの関心を惹き付け、商品説明文でユーザーに必要な情報を提供する……という流れが一般的です。つまり、商品画像が魅力的であっても、商品説明文に必要な情報が掲載されていないと、ユーザーはショッピングカートボタンをクリックしてくれません。
ユーザーが思わずショッピングカートに商品を入れたくなるような商品説明文とは、次の要素を満たした文章です。
- 簡潔に要点が記されている
- ユーザーが知りたい情報を掲載している
- 購入することで得られるメリットが記載されている
- 購入前後のストーリーが含まれている
- ユーザーの不安を払拭する
- 購入の動機づけになる要素が記載されている
商品説明文には多くの情報を盛り込む必要があります。しかし、あまりにも文章が長いと、ユーザーは読む気を失せるかもしれません。簡潔に要点をまとめて記載するようにしましょう。
また、ユーザーが知りたい情報について、過不足なく含んでいることも大切なポイントです。そのためにも、まずはユーザーのペルソナを設定し、ユーザーニーズを分析しておきましょう。例えば、「大学生や社会人になってすぐの女性」をペルソナに設定するのであれば、若い女性が気にしそうな内容を分析し、説明文に含めます。
購入により得られるメリットについても、説明文に含めましょう。「流行のショート丈ニットと相性抜群」「洗濯機で洗えます」のようにペルソナがメリットに感じそうな商品特徴をピックアップして掲載します。
説明文に購入前後のストーリーが含まれていると、ユーザーは商品を「自分ごと」として考えやすくなります。「きちんと感があるのに着まわせます。オフィス用のワードローブにぜひ」のように使用イメージが湧くようなストーリーを含めておきましょう。
ユーザーが不安に感じそうな要素についての情報も必要です。例えば、「手入れが難しそう」という不安が想定されるときは、「ドライコース+ハンガー干しでも形状を簡単にキープできます」などと記載しておきます。
商品説明文の最後には、ユーザーの購入アクションを後押しする1文が必要です。「ノベルティプレゼントの対象」「オンライン限定」など、お得感や特別感をアピールする文章を含めることがおすすめです。
なお、商品説明文は1回書けば終わりではありません。定期的に見直しを行い、季節やタイミングに合った文章に調整しましょう。
商品説明文とは別に、お届け予定日も記載しておくと親切です。プレゼント用やイベント用に購入する方なら、「いつまでに届くか」という点が気になります。注文処理と出荷、配達サービスにかかる時間を計算し、現実的な予定日を記載しておきましょう。
顧客のレビュー・コメント
ユーザーは購入しようか迷ったとき、顧客のレビューやコメントを参考にすることがあります。ユーザーは商品説明文も参考にしますが、あくまでも販売店側からの一方的な情報のため、信頼性という観点では劣るかもしれません。
また、顧客のレビューやコメントを掲載することで、商品についてより深い情報を得られ、返品率が低下する効果も期待できます。例えば、ユーザーのコメントに「いつもはMサイズですが、少しオーバーサイズでした。ダボッと着たいならOKですが、オフィス向けにきちんと着たいのでSサイズに交換してもらいました」とあるならば、ユーザーのサイズ選びのヒントになり、返品・交換を減らせるでしょう。
レビューやコメントを掲載するときは、評価を分かりやすくする工夫が必要です。例えば、星で5段階評価する機能をつけておくと、ユーザーはコメントを1つひとつ読まなくても、商品の評判が良いのかどうかを簡単に理解できます。
価格・送料
価格や送料についての詳細な情報も必要です。金額面で誤解が生じると、ユーザーの満足度を著しく下げることにもなりかねません。次のポイントを押さえて、簡潔に価格・送料についてまとめておきましょう。
- 税込み価格か税抜き価格か
- 送料が必要か、送料はいくらか
- 送料無料サービスがある場合は、無料になる基準について
送料を支払いたくないと考えるユーザーは多いです。一定金額以上は送料無料になるように設定しておくと、合わせ買いを促すことができます。
関連商品情報
商品ページ内に関連商品やおすすめ商品の情報も記載しましょう。例えば、ニットカーディガンなら、同じ素材のスカートやセーターを関連商品として掲載すると、セットアップやアンサンブルとして使えるため、ユーザーに合わせ買いを促せます。
ECサイト向けプラットフォームには、レコメンド機能が搭載されていることが多いです。レコメンド機能をオンにしておくと、ユーザーの行動履歴や購入履歴などから、自動的におすすめ商品を表示できるようになります。
商品ページ作成前の事前準備【チェックリスト付】
商品ページ作成の前には、次の3つを準備しておくことが必要です。
- 商品情報
- ペルソナシート
- ページ構成
それぞれについて説明します。
商品情報
商品についての詳細情報を確認しておきましょう。うろ覚えで商品ページに記載すると間違えるリスクがあるため、資料を目で確認しながら記載することが原則です。
商品情報の資料は、必ずオリジナルのものを使用してください。同じ商品を扱っている他のECサイトから転用するのはNGです。ECサイトの情報が間違っている可能性もあるので、製造元のECサイトや商品ページ以外は参考にしないようにしましょう。
◼︎商品情報のチェックリスト
利用しているECサイトやショッピングモールによって、掲載しなくてはいけない情報が異なります。入力必須となっている項目に関しては必ず入力し、それ以外の情報もユーザーに役立つと思われるときは記載しておきましょう。
記載しておくことが望ましい情報としては、次のものが挙げられます。
- 商品番号
- 商品URL
- 商品名(30文字以内が望ましい)
- キャッチコピー
- 販売価格
- 消費税率、消費税込み価格
- 配送方法
- 送料(エリアによって異なるときは、その情報も)
有用な情報を記載漏れしないためにも、ぜひチェックリストとしてご活用ください。
ペルソナシート
商品説明文は、ペルソナを設定してから記載すると、よりターゲットに刺さる文章が作成できるようになります。そのためにも、ペルソナを丁寧に設定した「ペルソナシート」の作成が不可欠です。
ペルソナシートには、次の項目を記載しましょう。
- 性別、年齢、最終学歴
- 居住地、行動範囲
- 職業(学生かどうか、仕事の内容、役職も)
- 年収、世帯年収
- 平日の過ごし方
- 休日の過ごし方
- 性格、価値観
- 趣味、興味
- 悩んでいること、チャレンジしたいこと
- インターネットを利用する時間、所有しているインターネットデバイス
- 情報収集の方法
それぞれの項目について可能な限り、詳しい情報を設定します。ペルソナを作り込むと、ターゲットを分析しやすくなり、より効果的な広告活動を行えます。書き方の例は以下をご覧ください。
◼︎ペルソナ
性別、年齢、最終学歴:女性、24歳、K大学経済学部国際経済学科卒
居住地、行動範囲:東京都世田谷区代沢、下北沢周辺・銀座周辺
職業:宝飾品メーカー、マーケティング部
年収、世帯年収:年収300万円、一人暮らし
平日の過ごし方:月~金:8時出社、18時帰宅。水・金はヨガ教室
休日の過ごし方:土曜日は友人とショッピングやテニス、日曜日は家で掃除や洗濯、溜まったドラマの視聴
性格、価値観:大勢の人と過ごすのは苦手。友人と会うときは1人か2人。協調性はあるほうだと自分では思うが、人と違うことが気にならないほう
趣味、興味:歴史系のドラマや番組を観ること。「エコ」と聞くと、つい買いたくなる
悩んでいること、チャレンジしたいこと:健康のためにお弁当を作りたいが、朝に弱いので実行できていない。お弁当作りと早朝ウォーキングに挑戦したい
インターネット利用時間、デバイス:平日は就寝前の30分ほど。日曜日は結構長くスマホを触っている。スマホとノートパソコン
情報収集の方法:ファッション系はInstagramで検索することが多い。友人などの口コミはあまり気にならない
ページ構成
商品ページには、多くの情報と商品画像を1つのページ内に記載するため、思いつくままに配置していると雑然とした印象になってしまいます。ECサイトのプラットフォームでは構成パターンが決まっていますが、ユーザーが見づらくならないよう適度に調整して、情報量は多くともすっきりとした印象に仕上げるようにしましょう。
ユーザーの気持ちに沿って構成を作ると、より訴求力の高い商品ページになります。例えば、上から順に以下のように4つのパートに分けて配置すると、ユーザーの気持ちの流れに沿う構成が完成します。
- 【ユーザーの関心を惹きつけるパート】商品名とキャッチコピー、商品画像
- 【ユーザーに購入を想起させるパート】商品情報と利用シーン、商品利用のストーリー
- 【ユーザーに安心感を抱かせるパート】ユーザーレビュー、コメント
- 【ユーザーに追加購入を勧めるパート】レコメンド商品
ECサイトの商品ページ作成の流れ5ステップ
商品情報とペルソナシート、ページ構成を準備したら、いよいよ商品ページ作成の段階です。次の5つのステップで作成していきましょう。
- 商品登録作業を行う
- メインビジュアルを検討する
- 準備していた基本情報を掲載する
- コンテンツを作り込む
- レコメンドを設置する
各ステップについて説明します。
1.商品登録作業を行う
まず商品登録作業を行います。商品登録の方法は、利用しているECサイトのプラットフォームや、ネットショッピングモールによって異なるので注意しましょう。
なお、商品登録のときには、必須とはされていない項目でもできる限り情報を入力することが有用です。他のサイトと同じ、あるいは類似商品を扱っている場合、ユーザーは情報量が多いほうが信頼性が高いと判断する可能性もあります。販売機会を逃さないためにも、正確な情報であれば余さず記載するようにしましょう。
2.メインビジュアルを検討する
商品ページを見るかどうか、また、商品ページを見てから詳細情報を確認するかどうかは、商品のメインビジュアルにかかっています。メインビジュアルは次の3つの要素で構成されます。
- 商品画像(トップ画像、サムネイル画像)
- 商品名
- キャッチコピー
いずれの要素も、ユーザーの気持ちを惹きつける大切な要素です。情報量は多いほうがユーザーの役に立ちますが、あまり多いとごちゃごちゃした印象になるので、簡潔にまとめましょう。
3.準備していた基本情報を掲載する
準備していた商品に関する基本情報を掲載します。特に料金や送料は、お金にかかわる重要な情報です。税込みか税抜きか、送料無料になる条件は何か、地域によって送料が異なることがあるのかなど、ユーザーに必要な情報を過不足なく掲載するようにしましょう。
基本情報は見やすさを重視して表にまとめておくことがおすすめです。すべての商品ページに同じ表を掲載すれば、見やすさを保ちつつ豊富な情報を表示できます。
4.コンテンツを作り込む
商品ページは基本情報を掲載するだけでは、十分とはいえません。次の内容も含み、コンテンツを作り込んでいきましょう。
- 他の商品との差別化ポイント
- 利用に適したシーン
- 商品のこだわり(歴史、商品開発のストーリー)
- 商品がおすすめの人
- この商品を本サイトで購入する理由
類似の商品と比較しているユーザーなら、差別化ポイントが分かると、購入の意思決定がしやすくなるでしょう。また、購入したいけれどいつ使うのかがよくわからないというユーザーであれば、利用に適したシーンをいくつか挙げておくと参考になります。
商品の歴史や商品開発のストーリーがあるときは、記載しておくことがおすすめです。商品がスペシャルなものであることをアピールできるでしょう。
商品がおすすめの人についても、いくつか具体的に記載しておきます。例えば、「ボトムスが決まらないときにおすすめ」「甘すぎないカワイイ系ファッションがお好きな方に」など、ユーザーが自分向けの商品だと思えるように書きましょう。
コンテンツには、商品を購入する理由についても記載しておくと親切です。例えば、「3 buy 1 freeの対象」のようにお得感をアピールしたり、「〇〇の直営店はココだけ」のようにスペシャル感を強調したりできます。
ただし、利用するネットショッピングモールによっては、コンテンツに記載できる分量が制限されていることがあります。上限を把握し、できるだけ多くの情報をユーザーに届けるようにしましょう。
5.レコメンドを設置する
ネットショッピングモールやECサイトでは、レコメンドの設定機能がついています。レコメンドを設置できると、合わせ買いを促進することができ、売り上げ増を実現しやすくなります。また、送料無料の情報と一緒に記載しておけば、送料が気になるユーザーに高い訴求力を発揮できるでしょう。
レコメンド機能がない場合は、独自に関連商品を紹介するのもおすすめです。色違いやコーディネートしやすい商品、合わせて購入することが多い商品などの商品画像とリンクを貼っておくと、ユーザーの追加購入も期待できます。
商品ページのデザインのポイント
商品ページは、デザインにもこだわる必要があります。どんなに豊富かつ有用な情報が記載されていても、全体をパッと見たときに雑然とした印象を与えてしまうと、ユーザーの見る気を失わせてしまいます。販売機会を逃さないためにも、次のポイントを押さえてデザインを決めていきましょう。
- ファーストビューを徹底的に作り込む
- ターゲット層の目に留まるデザイン作り
- 飛ばし読みでも理解できてるようなレイアウト・デザインにする
それぞれのポイントを説明します。
ファーストビューを徹底的に作り込む
ファーストビューとは、画面を見たときに最初に目に入る部分です。スクロールして情報を閲覧する場合であれば、スクロールせずに見える部分のことを指します。
ユーザーはファーストビューを見て、数秒で商品ページを詳しく見るか見ないかを決定します。つまり、数秒以内に目に入る部分に有用かつ魅力的な情報を記載することが、商品ページの明暗を分けるといえるでしょう。
例えば、ファーストビューに次のような要素を入れると、ユーザーの「もっと知りたい」という気持ちを喚起しやすくなります。
- 商品を購入することで解決できるユーザーの悩み
- 商品を購入することで実現できるユーザーの希望
- 他では得られない特別感・お得感
「ポッコリお腹が目立たない!」「オフィスにぴったりの機能美&高級感」「今なら!2点以上の購入で20%オフ」など、短い文章でユーザーの気持ちをつかみましょう。
ターゲット層の目に留まるデザイン作り
インターネットには多くの情報があふれています。そのため、無意識に「自分と関係のある情報かどうか」を瞬時に判断し、自分と関係がない情報については時間を割かないことが一般的です。
ユーザーに「自分と関係がある情報だ」と判断してもらうためには、ターゲット層を割り出し、ターゲットの目に留まるデザインにすることが必要です。例えば、ワンピースを販売する場合、ターゲット層によって次のようにイメージ画像を変えることができます。
- 学生向け:キャンパスで、お出かけ着として
- 20代の社会人向け:オフィスで、デートで
- 40代の主婦:ランチ会で、参観日で
ユーザーの中にはファーストビューで関心を持ち、詳細情報を読んだところ、「これは自分向けの商品ではない」と判断し、離脱してしまう方もいるでしょう。そのような方をサイト内に引き留めるためにも、詳細情報の下にレコメンド商品の情報が必要になります。
例えば、「このコートのデザインが良いと思ったが、少し薄手のようだ」と感じたユーザーに向けて、同じデザインのコートの生地違いの商品情報を掲載できるかもしれません。商品ページの離脱理由を考え、代替案として提案できる商品をピックアップして掲載しておきましょう。
また、ターゲット層の目に留まる購入ボタンも必要です。購入ボタンが分かりにくいと、せっかく商品に関心を持ってくれたユーザーを逃すことにもなりかねません。例えば、商品ページが縦長の場合、最後までスクロールさせないと購入ボタンが表示されないのでは、早期に購入意思を固めたユーザーを逃してしまいます。
商品ページの分量にもよりますが、いくつか設置しておくことも1つの方法です。また、購入ボタンには目立つ色を使い、送料無料などのキャンペーンを実施しているときは、購入ボタンに「送料無料で購入する」などの宣伝文句も記載してみましょう。
飛ばし読みでも理解できるようなレイアウト・デザインにする
商品ページには、ユーザーに必要な情報をできるだけ多く掲載することが必要です。しかし、実際のところ、ほとんどのユーザーは内容を飛ばし読みして、自分に必要そうなものだけをチェックしています。
飛ばし読みするユーザーでも必要な情報をすべて取得できるよう、重要事項やユーザーが知りたいと思われる内容は太字にしたり、色を変えたりして目立たせるようにしましょう。また、大きめのフォントを使って吹き出しの形で記載するのもおすすめです。飛ばし読みするユーザーを意識することで、情報を羅列するよりも見やすいデザインに仕上がるでしょう。
売れる商品画像作りのポイント
ファーストビューの中でも、とりわけユーザーの判断に大きな影響を与えるのが商品画像です。トップ画像が魅力的であれば、ユーザーの関心を惹きつけることができます。
また、ファーストビューを見て「もっと情報を得たい」と考えたユーザーが商品説明文を読むとは限りません。「別のアングルや色違いを知りたい」と考え、トップ画像以外の商品画像をチェックすることも想定されるので、トップ画像以外の商品画像も丁寧に作ることが求められます。
売れる商品画像を作成するためには、次のポイントにも注目してください。
- 画像にセールスポイントを書き込む
- 物撮り+モデルを併用する
- プロに任せる
それぞれのポイントを説明します。
画像にセールスポイントを書き込む
画像にセールスポイントを書き込むことも検討してみましょう。
特にネットショッピングモールで商品を販売するときは、モール内で検索すると同じ商品が検索結果に表示されるため、商品だけのシンプルな画像では他のショップとの差別化ができません。「送料無料」「12時までのご注文で即日発送」「2つ購入すると30%オフ対象品」のようにお得な情報は書き込んでおきましょう。
また、オリジナル商品を販売する場合も、画像だけでは商品のセールスポイントが伝わらない可能性があります。特に一覧表示や検索結果表示のときはサムネイル画像となるため、商品ページの画像よりもサイズが小さくなり、写真だけでは多くの情報を伝えられないでしょう。
そのような場合も、画像に直接セールスポイントを書き込むことがおすすめです。「国産小麦100%使用」「オーガニック認証済」などを記載すれば、自然派を求める方の注目を集めやすくなります。また、「1枚1,900円!2枚なら2,900円」のようにお得さをアピールするのも良いでしょう。
物撮り+モデルを併用する
商品画像は、商品だけを掲載しなくてはいけないのではありません。例えばアパレル関係なら、モデルが着用した写真を掲載すると、ユーザーはサイズ感やコーディネート例を知ることができます。
特にS、M、Lといったざっくりとした分類でサイズを表示している場合であれば、150cmの方が着用した様子、160cm、170cmというように異なる身長のモデルが着用すると、よりサイズ感が伝わりやすくなるでしょう。
また、モデルが着用することで、サイズ感やコーディネート例だけでなく、使用シーンをユーザーに伝えることができます。例えば、オフィス向けのトレンチコートなら、働いている様子や通勤の様子が分かる画像をつけると、ユーザーが自分自身が着用している様子を想像しやすくなります。
プロに任せる
ファーストビューやメインビジュアルの中でも、商品画像は特に重要な要素です。ユーザーは商品画像を見て自分に必要な商品かどうかを判断するため、細心の注意を払って画像を作成することが求められます。
例えば、商品に影が多く写り込んでいたり、画像全体が暗かったり、商品が斜めになっていたりすると、途端に素人感が強まってしまいます。ユーザーが離脱するだけでなく、サイト自体に対して不信感を持つ可能性もあるでしょう。
また、商品が実物通りに写っていない写真もNGです。色味や質感が写真と大きく異なる場合は、返品率が高くなるだけでなく、ユーザーレビューに好ましくないコメントが多数記載される可能性があります。商品写真は魅力的に見えることも重要ですが、商品そのものを正確に表現することも重要といえます。
売れるECサイトにするためにも、写真撮影はプロに任せてみてはいかがでしょうか。ECサイトの商品画像の実績が豊富なプロであれば、販売につながる写真撮影のノウハウを熟知しているので、より安心して依頼できます。
ECサイトの写真は、ぜひAirPhoto(エアフォト)にお任せください。商品の魅力を引き出すだけでなく、見たままの状態を正確に表現する写真に仕上げます。お気軽にお問い合わせください。
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売れる商品説明文のポイント
売れる商品画像が仕上がったら、次は売れる商品説明文です。販売につながる商品説明文は、次の要素を満たしていることが求められます。
- 商品が欲しくなる説明を書いて購入してもらう理由をアピールする
- SEO対策のKWを盛り込む
それぞれの要素について説明します。
商品が欲しくなる説明を書いて購入してもらう理由をアピールする
商品説明文には、次の2つのポイントが含まれていることが必要です。
- ユーザーの購買意欲を引き出す情報
- ユーザーが購入すべき理由
どんなに優れた文章でも、ユーザーに刺さらなければ商品説明文として良い文章とはいえません。商品説明文には、ユーザーの購買意欲を引き出す情報を盛り込むようにしましょう。また、ユーザーによって購買意欲をかき立てられるポイントが異なるので、いくつかの角度から情報を分析して盛り込むことが必要です。
例えば、「デートにおすすめ!」という点だけをアピールしてしまうと、普段着や友人とのお出かけ着として着用したいと考えているユーザーを取りこぼすことになってしまいます。あまりにも全方位に配慮すると文章が長くなりすぎるのでおすすめできませんが、代表的なシチュエーションを2、3程度絞り込んで記載してはいかがでしょうか。
他にも、「流行のマキシ丈」「お湯洗いOK」なども、ユーザーの購買意欲を引き出せる情報です。思わず「買いたい」と思ってしまうように情報をまとめましょう。
また、ユーザーには無限ともいえるほどの選択肢があります。数多くの選択肢の中から、自社サイトを選ぶためには、相応の理由が必要です。「【当サイト限定!】」や「1月31日まで期間限定30%オフ」のように、ユーザーが自社サイトで購入すべき理由を忘れずに盛り込みましょう。
SEO対策のKWを盛り込む
SEO対策とは、商品ページやサイトが検索上位に表示されるための対策のことです。Google検索などの検索エンジンでは、さまざまなポイントからページを判断し、検索順位に反映しています。
検索エンジンがチェックするポイントの1つに、特定のキーワードを適切に盛り込んでいることが挙げられます。その商品をどんなキーワードでユーザーが検索しているか考え、商品名や商品説明文に含めましょう。
また、検索数の多いキーワードを盛り込むことも、SEO対策の1つです。「バレンタイン」や「クリスマス」などのイベント名など、商品に関連し、なおかつ検索数が多いキーワードも適切に含めてください。
商品ページを見てもらうための3つのテクニック
商品ページの閲覧数を増やすテクニックを3つ紹介します。
- 商品画像は最大枚数まで登録する
- 画像だけでなく商品動画を載せる
- 色・バリエーションは全種類登録する
それぞれのテクニックとポイントを説明します。
1.商品画像は最大枚数まで登録する
商品説明文は読み飛ばされることがありますが、商品画像はメイン画像以外のものも見てもらえることが多いです。
ユーザーが商品画像から多くの情報を得られるように、異なるアングルの写真や使用イメージが分かる写真、サイズ感が分かる写真など、各ECサイトで登録できる最大枚数までアップロードするようにしましょう。
2.画像だけでなく商品動画を載せる
商品の種類によっては、文章や静止画だけでは十分な情報が伝えられないものもあります。
例えば、簡単に千切りができる便利グッズを販売する場合、商品の全体写真や上から見た写真などの情報だけでは、ユーザーは使い方や使いやすさを判断することができません。ユーザーが知りたい情報を盛り込んだ動画を掲載し、ユーザーの理解を深めましょう。
3.色・バリエーションは全種類登録する
商品に色やサイズ違いなどがある場合は、全種類登録することが必要です。登録しないでおくと、販売の機会を失うことになります。バリエーションが多い場合も、すべて漏らさず登録しましょう。
魅力的な商品画像で売れる商品ページ作りを
売れるECサイトは、商品ページが丁寧に作り込まれています。その中でも特に重要な要素が商品画像です。優れた商品画像には、ユーザーを惹きつけるだけでなく、ユーザーに多くの情報を与え、サイトに対する信頼感を抱かせる効果があります。
ECサイトの商品画像は、ぜひAirPhoto(エアフォト)にお任せください。美しさとわかりやすさを兼ね備え、なおかつユーザーの信頼を獲得する写真に仕上げます。お気軽にお問い合わせください。
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はい、可能です。
弊社のスタジオに撮影対象商品をご発送いただければ、日本全国どこからでもお申し込み可能です。
撮影予算が決まっているのですが、その予算内で撮影の相談をすることは可能でしょうか?
はい、ご予算に合わせてご提案させていただきます。
詳しくはお問い合わせください。
撮影には立ち合えますか?
原則としてオンライン(zoom)での立ち合いが可能です。
スタジオにいらして現地での立ち合いをご希望の場合は、料金体系が時間制に変化します。詳しくは料金体系をご参照ください。
その他、AirPhotoの撮影に関する質問と回答を以下のページにまとめました。
ぜひ撮影の参考にしてください。