商品撮影の照明の当て方をわかりやすく解説!撮影成功のコツも紹介

商品撮影の照明の当て方をわかりやすく解説!撮影成功のコツも紹介

商品撮影の際には照明の当て方にもこだわる必要があります。具体的な当て方やセッティング方法、カメラの設定などについてまとめました。
また、照明を当てる際にあると便利な小物や、商品撮影を成功させるコツについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

商品撮影は照明の当て方で大きく変わる

商品撮影は照明の当て方で大きく変わる
同じ商品を撮影するときでも、照明の当て方が変わるだけで写真の印象が大きく変わります。
照明の当て方は、商品の大きさや形状、表現したいイメージによっても異なるので注意が必要です。
また、照明の種類によっても当て方は変わります。LEDライトで全体的に明るくしたいときや、スタンドライトを使ってスポット的に使うときなど、いずれも当て方一つで商品の見え方が大きく変わるでしょう。

照明を当てるときは照明の強さにも留意する必要があります。照明が強すぎると商品の細部が白飛びしたり、商品内の凹部に影が強く写り込んだりすることも少なくありません。ディフューザーなどを使って、光を柔らかくする工夫をしてみましょう。
反対に照明が弱すぎると写真全体が薄暗くなり、商品が魅力的に見えない可能性があります。レフ板を使って光が足りない部分を補い、商品の細部までしっかりと見えるようにしましょう。

スマートフォンのカメラ機能を使うときは、次の3つのポイントを押さえることで、より照明の当て方にこだわった商品撮影ができるようになります。

  • マニュアル撮影に切り替える
  • ストロボ機能(フラッシュ)を切っておく
  • 三脚を使う

マニュアル撮影に切り替えることで理想的な照明の当て方を実現しやすくなります。
オート撮影にするとストロボ機能が自動的に作動するため、全体的に明るすぎる写真に仕上がり、微妙な陰影でノスタルジックな雰囲気を出すなどの調整が難しくなるでしょう。
また、照明の当て方にこだわるなら、スマートフォンで撮影するときでも三脚を使うことをおすすめします。三脚を使わずに撮影すると手ぶれしやすくなるだけでなく、写真を撮り直すたびに角度や高さが変わり、同じアングルを維持しにくくなるでしょう。

商品撮影の照明の当て方6選!効果も解説

商品撮影の照明の当て方6選!効果も解説
商品撮影では、照明を当てる方向によって仕上がりや印象が大きく左右されます。主な当て方としては、次の6つが挙げられるでしょう。

  1. 正面から当てる
  2. 前斜め45°から当てる
  3. 真横から当てる
  4. 斜め後ろから当てる
  5. 真後ろから当てる
  6. 真上から当てる

それぞれの当て方の特徴と得られる効果について、わかりやすく解説します。

1.正面から当てる

真正面から光が当たることを「順光(じゅんこう)」と呼びます。
商品全体に光が当たり、細部の状態までしっかりと見せることが可能です。
また、自然光を正面から当てれば、商品全体が生き生きとした印象になり、ナチュラルで親しみやすい印象になります。
真正面から光を当てる場合は、カメラを調整する必要はほとんどありません。
露出補正やホワイトバランスの調整をせずにそのまま撮影しても、自然で適度にコントラストのある写真に仕上がります。スマートフォンで撮影するときも、オート撮影で十分に美しい写真が撮れるでしょう。

しかし、光がまんべんなく当たることで、フラットな印象に仕上がってしまうことがあります。
アパレルや本などの元々フラットなものであれば問題はありませんが、立体感を表現したいときには適切とはいえません。高さや凹凸が表現できず、面白味のない写真になってしまいます。
また、自然光が強すぎるときは、ストロボで人工的に撮影したように見えてしまうことがあるでしょう。
商品の後ろに濃い影が生じると、よりコントラストがはっきりとして不自然な印象になることもあります。

2.前斜め45°から当てる

商品を自然かつ美しく撮影したいときは、前斜め45°から光を当てるのが良いとされています。正面から当てるときとは異なり、商品の陰影が適度に表現されるため、立体的ではあるもののコントラストが強すぎない写真に仕上がるでしょう。
前斜め45°から当てるときは、商品を窓際などに置いて光の方向を調整することもできますが、一般的ではありません。

通常は、メインライトとフィルインライトを組み合わせて、人工的に前斜め45°から光が当たるようにします。異なる光量のライトを組み合わせることで、商品に適した光と影のバランスが生まれ、商品が本来持つ良さが伝わりやすくなるでしょう。

3.真横から当てる

意図的にコントラストの強い写真を撮影したいときは、真横から照明を当てましょう。例えば、左横から照明を当てれば、左半分は明るくくっきりと、右半分はほぼ影で暗くなります。光量を強くすればさらに白と黒のコントラストが明確になるでしょう。
コントラストが際立つ写真は、商品に高級感と重厚感を与えます。腕時計やブランドものの財布などの高級感をアピールしたいときには、真横から照明を当てることも検討してみましょう。

ただし、この手法では高級感を印象付けることはできても、商品そのものを説明するような写真には仕上がりにくい点に注意が必要です。真横から光を当てた写真だけでなく、正面や前斜め45°から光を当てた写真も付け加え、どのような商品かお客様にわかるように工夫しましょう。

4.斜め後ろから当てる

商品の斜め後ろから光が当たることを「半逆光」と呼びます。
全体が柔らかい光で包まれたような印象になり、コントラストが抑えられ、商品に影がほとんど生まれないので細部までよくわかる点が特徴です。

また、斜め後ろから照明を当てると、商品の上面と側面、前面の明るさがすべて異なって見えるため、立体感を表現しやすくなります。
ボックス状の商品など立体感をアピールしたいときにも、斜め後ろから照明を当てる技法は活用できるでしょう。
ただし、光があまり弱いと前面がぼんやりとしてしまい、印象の弱い写真になってしまいます。露出補正をプラスに調整し、光がより強く表現されるようにしておきましょう。

5.真後ろから当てる

商品の後ろから光が当たることを「逆光」と呼びます。前面に直接光が当たらないため、白飛びせず、自然な色合いを表現できることが特徴です。
また、商品の前後で光量が異なるため、ドラマチックな印象に仕上がります。
商品を草原や公園などの屋外で撮影するときにも、使いたい手法です。
真後ろから照明を当てる手法は、上手にコントラストが表現できればドラマチックに仕上がります。
しかし、カメラの設定を細かく調整しないと、前面が不明瞭になったり、商品の影が前に落ちたりするため難易度が高い手法といえるでしょう。

露出補正をプラス方向に変更し、影をベストの分量になるように調整しますが、少し間違うと薄暗くぼんやりとした写真になるため、商品撮影初心者には難しいかもしれません。
また、自然光ではなくLEDライトなどの人工光を使用する場合には、照明の機材が写真に写り込むこともあるので注意しましょう。
照明機材を十分に離して設置する、後で背景処理をするなどの工夫が必要です。

6.真上から当てる

商品の真上から照明を当てる方法もあります。全体的に強い光が当たるため、勢いがあり、躍動感あふれる印象に仕上がるでしょう。
また、自然光であってもスポットライトを当てたかのような写真になるので、小物などをいくつか周りにスタイリングして、メインとなる商品を際立たせたいときにもおすすめの手法です。

正午に近い時間帯であれば、自然光でもこの手法は活用できます。ナチュラルかつダイナミックな印象をお客様に与えたい商品、例えば、アウトドア用品や花の苗、スポーツ関連のグッズなどにも使えるでしょう。

商品撮影時に活用する照明の種類

商品撮影時に活用する照明の種類
商品撮影の際に人工光を使うことがあります。屋外があまり明るくないときや室内に十分な光が入り込まないとき、より強いコントラストを表現したいときなどは、LEDライトやストロボなどの照明機材を使って、光の強さを調整しましょう。

商品撮影時に使う照明は、次の3つの種類に分けられます。

  • メインライト
  • フィルインライト
  • アクセントライト

それぞれの照明の特徴や効果について見ていきましょう。

メインライト

メインライトとは、撮影上のベースとなる照明のことです。例えば、商品にスポットライトを当てるときも、何もない状態から特定の部分を照らすと、コントラストが強くなりすぎて不自然な写真に仕上がってしまうでしょう。
しかし、メインライトで全体を照らし、特定の部分にスポットライトを当てることで、明るい中にさらに明るい部分が生まれ、注目して欲しい部分を際立たせます。

メインライトは、可能な限り自然に近い形で当てることが基本です。
前斜め45°かつ高い位置から光を当てると、まるで自然光が当たっているかのように見えるでしょう。また、光が柔らかい印象になるようにディフューザーなどを使うこともあります。

フィルインライト

光源をメインライト一つだけにすると、どんなにディフューザーなどを使って柔らかい光にしても、光が十分に当たる部分と薄暗くなる部分が生まれてしまいます。
それはそれで自然な仕上がりになりますが、商品撮影のように「商品の形や色、デザインが細部まで分かること」を重視した写真には不適切といえるでしょう。

メインライトで影ができる部分に対しては、フィルインライトを使って光を補います。
フィルインライトとは全体的な明るさを調整するライトで、均一に光が当たるように補助的に用いることが基本です。
フィルインライトは、設置する位置で「フロントライト」と「スカイライト」の2つに分けることができます。
商品の正面に設置するときはフロントライトです。メインライトの光量とフロントライトの光量を調整することで、コントラストも調整できます。

一方、スカイライトは商品の真上から光を当てるライトです。
メインライトだけでは商品が平坦に見えることがありますが、スカイライトをプラスすることで商品が立体的に見え、より印象的な写真に仕上がります。

アクセントライト

メインライトとフィルインライトだけで商品撮影を行うことも少なくありません。
フィルインライトの位置を変えれば写真の印象も変わるので、大抵はこの2つの照明だけで完成できます。
しかし、何か物足りない感じがするときは、アクセントライトをプラスしてみましょう。
アクセントライトは写真にハイライトを入れるときに用いるライトで、商品の特定の部分だけ明るくしたいときなどに使います。

例えば、ワンポイントの刺繍が印象的な革小物を撮影するときに、アクセントライトを刺繍に当てて際立たせることができるかもしれません。
アクセントライトには、「キーライト」と「トップライト」の2つの種類があります。
キーライトは商品の真横か斜め後ろに配置する照明です。あえて逆光にすることで、商品全体が浮き出たかのような印象の写真になります。一方、トップライトは光を絞って上部から光を当てる照明です。上部が明るくなり底辺に影を落とすことで立体的に見える効果があります。

メインライトで光のベースを作り、フィルインライトで光が足りない部分を補い、アクセントライトでプラスアルファの効果を得るのが照明の基本です。一つのライトだけで明るくしようとするとコントラストが強くなりすぎ、不自然な印象になってしまいます。
3つの種類の照明を適切に組み合わせ、自然な明るさを演出しましょう。

商品撮影の照明をより効果的に演出する小物

商品撮影の照明をより効果的に演出する小物
次の3つを用意しておくと、商品撮影において照明をより引き立てることができます。

  • ディフューザー
  • レフ板
  • 撮影ボックス

それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

ディフューザー

ディフューザーとは、光を均等に拡散させる板のことです。
照明の前にディフューザーを設置すると、適度に光が拡散し、コントラストが弱く優しい印象の写真に仕上がります。
光量を調整できる照明機材であれば、光を弱めてコントラストを弱くすることも可能です。
しかし、単に弱めるだけではコントラストが弱まるだけで、消すことはできません。光量はそのままで間にディフューザーを置けば、商品全体が淡い光で包まれ、コントラストがほとんどなく、均一に光が当たった状態にすることができます。

なお、ディフューザーは、光量を柔らかく拡散させるものであれば何でも問題ありません。
例えば、レースのカーテンやトレーシングペーパーなどもディフューザーになるでしょう。
直射日光がまぶしい時間帯に自然光で撮影するときは、レースのカーテンを引くことで強すぎず弱すぎない光を商品全体に当てられます。

レフ板

レフ板とは、光を反射させてより明るく見せる板のことです。
写真機材を扱う店で購入することもできますが、コピー用紙やケント紙を板に貼り付けて自作することもできます。

照明が一つでメインライトのみで明るくする場合、どうしても凹凸部分に影ができてしまい、商品説明には適さない写真に仕上がってしまうでしょう。しかし、レフ板があれば、メインライトの光を反射して影になった部分をなくし、全体的に明るい印象に仕上げることが可能です。

撮影ボックス

撮影ボックスとは、商品撮影を行うための箱のことです。
メーカーによっても形状は異なりますが、一方向だけオープンで、周囲の三面と上面・下面の5方向を囲むタイプの撮影ボックスがよく使われます。
商品をボックス内に入れて撮影するため、撮影ボックスの大きさを吟味して選びましょう。
撮影ボックスがあまりにも小さいと、写真の端に撮影ボックスの角部分が写り込み、レタッチが必要になります。

反対に撮影ボックスが大きいとボックス内の光が均一になりにくく、商品がボックスに比べて小さすぎるときは影が写り込んでしまうかもしれません。
また、撮影ボックスを購入するときは、サイズだけでなく照明にも注目してみましょう。
照明の強さが弱すぎると、ボックス内で撮影しても薄暗い印象になることがあります。

商品撮影時にこだわりたい照明以外のポイント

商品撮影時にこだわりたい照明以外のポイント
照明の当て方にこだわることで、より商品の魅力を引き出す撮影ができるようになります。
しかし、照明だけでは十分とはいえません。

次の2つのポイントにもこだわり、よりお客様の心をつかむ商品写真を完成させましょう。

  • 背景
  • スタイリング

物撮りのコツについては、次の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
商品撮影(物撮り)のコツを詳しく解説!スマホ撮影のポイントも紹介

背景

商品の背景にもこだわってみましょう。
シンプルな白背景を選ぶ場合でも、紙や布、アクリル板などの素材によっても異なります。
また、白以外の色を使うことでも、商品を引き立てることが可能です。背景の色や素材を変えて、より映える写真に仕上げていきましょう。

スタイリング

商品の配置を工夫したり、小物をアレンジしたりすることで、より商品の魅力を引き出した写真が「スタイリング写真」です。
例えば、ケーキ皿を撮影する場合、白背景に現物を置いてシンプルな写真に仕上げることもできますが、お菓子を盛り付けたり、周辺に花を散らしたりすることで、より魅力的に見せることができます。

商品撮影のプロに相談してみよう

照明の当て方やスタイリングなどに迷ったときは、プロに依頼することも検討してみましょう。
商品撮影のプロであれば、ECサイトやカタログ向けの写真撮影を安心して任せられます。
ECサイトに掲載する写真はぜひEC・D2C 事業者様向けの物撮りサービスAirPhoto(エアフォト)にご相談ください。お客様の心をつかむ写真を撮影いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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