プロと素人の写真比較で何がわかる?違いが出る7つのポイントを解説
同じ機材を使っても、プロと素人では写真の出来上がりに大きな差が生じることがあります。写真比較によってわかるプロと素人の差を、7つのポイントに分けてまとめました。プロと素人の違いが出る写真以外のポイントも紹介するので、より良い写真を撮影するためのヒントとしてご覧ください。
写真におけるプロと素人の差とは?
カメラを揃えている専門店に行けば、素人もプロが使用する機材や小物を購入することができます。そのため、プロと素人の差は、機材の差ではありません。
また、スマートフォンのカメラ機能も年々向上しています。そのため、スマートフォンでもある程度のクオリティの写真を撮影することが可能です。しかし、スマートフォンを使って撮影する場合でも、プロと素人の仕上がりの差は一目瞭然のことが少なくありません。
このことにより、プロと素人の違いはカメラではなく「技術」と「こだわり」にあるといえます。確かな技術を用い、構図の選び方や光の扱いなどを細部までこだわることで写真を完成させているのがプロなのです。
写真比較でわかるプロと素人の7つの違い
プロと素人の写真を比較すると、次の7つに大きな違いがあることがわかります。
- ライティング
- 明るさ
- 映り込み
- 素材感・光沢感
- アイテムの配置
- ぼかし
- シズル感
それぞれのポイントを詳しく解説します。プロの仕上がりを求める方は、ぜひ参考にしてください。
1.ライティング
ライティングが写真の仕上がりを大きく左右します。例えば、正面から光が当たると均一に対象が明るくなりますが、凹凸や微妙な色の違い、素材感などが表現できません。一方、後ろから光が当たると前面が暗くなり、出来上がった写真が実物とは異なる色になってしまうでしょう。
対象の色や状態を自然に伝えるためには、斜め後ろからのライティングが適しているとされています。光が差し込む方向にもこだわり、自然な色味を表現するようにしましょう。
2.明るさ
写真の明るさもプロと素人では大きな差が出ます。素人の写真は光の採り込みが十分ではなく、全体的に暗くなることが多いです。対象のそばに光を反射するレフ板や白い紙・布などを置き、対象に十分な光が当たるようにしましょう。
反対に、明るすぎると白飛びしてしまい、対象本来の色が表現できません。また、微妙な色の差や表情などが読み取りにくくなります。自然光が強すぎて写真が白飛びしそうなときは、レースのカーテンを引くなどの工夫をし、明るさを調整しましょう。
3.映り込み
陶器やメガネ、プラスチック素材のものなど、光沢のある対象を撮影するときは、映り込みに注意が必要です。接写するときはカメラや撮影者が映り込みやすくなりますが、ある程度離れて撮影するときでも周囲のものが映り込むことがあります。
映り込みを防ぐには、光に対して横向きになるように方向を変えることが必要です。対象の周りを回るように移動し、映り込みがない位置をチェックしてみましょう。また、対象をテーブルなどに平置きするのではなく、少し立てることでも映り込みを防げることがあります。
4.素材感・光沢感
洋服などの写真では、素材感を伝えることが大切です。しかし、素人が洋服を撮影すると、素材感が伝わりにくく、魅力的に見えないことがあります。あえてしわを作って平置きする、ハンガーにかけるなどの工夫をすることで、動きが生まれ、素材感が伝わりやすくなるでしょう。
また、時計や財布などは素材の持つ光沢感を表現することで、高級感も演出できるようになります。撮影アングルや対象の置き方、光との位置関係を変えることで、光沢感を出しつつ、映り込みが起こらないように調整しましょう。
5.アイテムの配置
写したいアイテムをどのように置くかによって、写真の完成度が変わります。例えば、複数のアイテムをまとめて撮影するときは、対象を絞り、あえて背景をぼかすことで、煩雑な印象にならずに済むでしょう。
また、1つのアイテムを撮影するときも、あえて斜めに置いたり、ローアングルから撮影したりすることで、ストーリーが生まれ、趣のある写真に仕上がります。
6.ぼかし
写真は鮮明に撮ることが最低限の条件となりますが、すべてのアイテムを鮮明に撮る必要はありません。メインとなる対象を際立たせるために、あえて周囲をぼかすのも一つのテクニックです。メインの背景をぼかすことで遠近感を演出したり、手前をぼかして幻想的な雰囲気に仕上げることもできます。
7.シズル感
食べ物を撮影するときは、シズル感に注目しましょう。いかにフレッシュでおいしそうかを伝えるために、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく撮影することが必要です。
出来上がりではなく、あえて調理中に撮影する、湯気が写るようにすることでも、シズル感を演出できるでしょう。また、フルーツや野菜などの食材を撮影するときは、あえて水滴をつけてシズル感を出すこともあります。
プロと素人の差はこんなところにも…
プロと素人の差は、写真の出来栄えだけに表れるのではありません。プロによる写真は、次の3点においても優れています。
- ハイクオリティの写真を短時間で撮影できる
- イメージに合った写真に仕上げられる
- スタイリングにもこだわる
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ハイクオリティの写真を短時間で撮影できる
ライティングや明るさ、映り込み、シズル感などに注意すれば、素人もプロレベルのハイクオリティな写真を撮影することは可能です。しかし、一つひとつの要素にこだわると、写真撮影に時間がかかってしまいます。
ECサイトに掲載する商品を撮影するときなどは、撮影枚数も多くなるため、時間が長くかかってしまうでしょう。
しかし、プロはコツをすべて理解しているため、短時間でハイクオリティの写真を撮影できます。プロと素人の差は、撮影時間にも表れるといえるでしょう。
イメージに合った写真に仕上げられる
表現したいイメージによって、良い写真の基準が異なります。例えば、かわいらしさを重視したブランドでは、あまりコントラストがはっきりとした主張の強い写真は好まれないでしょう。
同じ対象を撮影する場合でも、プロは表現したいイメージによってテクニックを使い分けます。イメージ通りの写真に仕上げられるかという点も、プロと素人の差はといえるでしょう。
スタイリングにもこだわる
プロは対象を際立たせるために、背景や小物などのスタイリングにもこだわります。スタイリングを実施することで、対象がより魅力的に見えるだけでなく、対象の持つストーリーも表現できるでしょう。
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撮影実績紹介
アクア・トゥルース株式会社様
クライアント:アクア・トゥルース株式会社
撮影内容:化粧品
コメント:みずみずしさや透明感が伝わるようにとのご依頼で、実際に水を使ったカットでは波紋をアクセントにし試行錯誤の中で撮影
アンサー株式会社様
クライアント:アンサー株式会社様
撮影内容:EVANGELION e:PROJECT ARCADE CONTROLLER
コメント:ボタンの光が写真でも綺麗に伝わるようにシャッタースピードを調整し、反射しやすい素材でも白飛びしないように光は柔らかく設定しながら撮影
株式会社DreamLeap様
クライアント:株式会社DreamLeap様
撮影内容:オーダーメイド処方でパーソナライズ美容ドリンク
コメント:ご要望の大理石、ピンクっぽい背景に、小物として羽根をイメージしたファーを加え、軽やかさの感じられるスタイリングとしつつ「上品さ」を表現。
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写真撮影のプロに依頼すれば、ハイクオリティの写真を短時間で撮影することが可能です。またイメージを的確に表現し、商品の持つ背景を雄弁に語る写真に仕上げることもできます。
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