画像や写真の解像度を上げる方法。パソコン・スマホ別おすすめアプリ・サービス9選

画像や写真の解像度を上げる方法。パソコン・スマホ別おすすめアプリ・サービス9選

画像や写真の解像度を上げると、鮮明で美しく仕上がります。ECサイトであれば品質の良さ、レストランなら美味しさといった要素も、画像や写真でアピールできるようになるでしょう。解像度を上げる方法と編集アプリを具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

画像データの解像度に関する前提知識


画像データを拡大していくと、ある時点から精密に見えないようになります。これは画像は点(pixel:ピクセル)の集まりでできているため、拡大しすぎると点の粗さが強調されるようになるからです。
例えば、同じサイズの画像でも、一方は横200ピクセル×縦100ピクセル、もう片方は横2,000ピクセル×縦1,000ピクセルとしましょう。サイズは同じでも画像のきめ細かさは後者のほうが10倍(画素数では100倍)もあるため、拡大しても明瞭に見えると予想されます。

解像度とは?

解像度とは1インチに並んでいるピクセル数のことです。例えば、解像度が10であれば、1インチに10のピクセルが並んでいるため、1インチ四方には100のピクセルが存在することになります。
なお、1インチは約2.54センチメートルなので、解像度がXの画像であれば、1つのピクセルの縦・横の長さは2.54÷Xセンチメートルです。解像度が高ければ高いほどピクセルの長さは短くなるため、きめの細かい画像に仕上がります。

画素数と画像解像度の関係性

解像度は1インチに並んでいるピクセル数のことですが、画素数は1インチ四方に含まれているピクセル数のことです。例えば、1インチに10のピクセルが並んでいる正方形がある場合、解像度は10ですが、画素数は10×10=100になります。同様に、1インチに20ピクセルが並んでいる正方形の画像がある場合、解像度は20で画素数は400です。
スマホやデジタルカメラなどで使う解像度のことを「画像解像度」と呼びます。また、類似する言葉として「画面解像度」がありますが、こちらは画素数のことを指すことが一般的です。
いずれも言葉が似ているために混乱を招きがちで、資料によっても異なることが記載されていることがあります。そのため、言葉を覚えるだけでなく、前後の状況から指し示す内容を理解するようにしましょう。

pix・ppi・dpiの違い

pixとはピクセルのことで、200pix×100pixとは横に100ピクセル、縦に200ピクセルが並んだ状態を示します。画像は画素と呼ばれる細かな粒が並んで構成されていますが、デジタルカメラやスマホ、PCなどのデジタルデータとして画像を扱う場合、画素はピクセルと呼ばれます。
一方、紙媒体の画像については、画素をドットと呼ぶことが一般的です。ピクセルもドットも画素ですが、前者はデジタルデータ、後者は印刷するときの最小単位という点が異なります。また、ピクセルは特定の画像においては大きさが同じですが、ドットは同じ画像の中でも大小がある点も異なります。
紙媒体の画像において、解像度の単位はdpi(dots per inch)です。デジタル画像では解像度の単位はppi(pixels per inch)となります。いずれも数値が大きければ大きいほど画素数が増えるため、画像はきめ細かくなり、拡大してもぼやけにくくなります。

データの解像度設定を上げても印刷時の解像度は変わらない

画像が不鮮明なときは、解像度を上げることで明瞭な画像に仕上げることができます。しかし、データの設定部分で解像度の数字だけを上げても、明瞭な画像にはなりません。印刷しても、元の解像度のままの画像でプリントアウトされます。
データの解像度を上げるときは、解像度だけでなく画像のサイズも上げることが必要です。画像のサイズを上げたうえで元のサイズに納めると、1インチあたりの画素数が増え、明瞭な画像に仕上がります。

画像・写真の解像度を上げるとどうなる?


解像度を上げることで画像に含まれる画素数が増え、画像全体がきめ細かく仕上がります。しかし、解像度を上げることが常に最善策ではありません。解像度を上げるべきか迷ったときは、次の2つのポイントに分けて考えましょう。

  1. 印刷するための画像か
  2. 画像の用途は何か

それぞれのポイントについて解説します。

印刷しない場合は画像データの解像度を上げなくても良い

スマホやデジタルカメラの画面上では特に問題のない画像でも、プリントアウトすると画素の粗さが目立つことがあります。このような画像は、本来あるべき解像度よりも低いと判断できます。解像度を上げ、印刷に耐えうる画質にしておくことが必要です。
反対に、スマホなどの画面上で見たときに特に画素の粗さに問題がなく、なおかつ印刷用の画像でないときは、無理に解像度を上げる必要はありません。画素数はデータ量ともいえます。画素数が多いほどデータ量が多いため、例えばECサイトの画像であれば、ページを表示させる時間を長引かせる原因になってしまいます。
サムネイル画像などで興味を持ってクリックしたユーザーも、あまりにも画像表示に時間がかかるときはECサイト自体から離脱するかもしれません。より軽快にページを開けられる別のECサイトにユーザーが流出する可能性もあるので、画素の粗さが気にならない程度の解像度は必要ですが、上げすぎないように注意することが必要です。

用途に合った解像度の目安

印刷するための画像でないときは、用途にあった解像度に調整しましょう。例えば、Eメールに添付する画像が重すぎると、開くまでに時間がかかり、受信者に迷惑をかけてしまう恐れがあります。解像度の低い画像を添付し、気軽に開けられるようにしておく必要があるでしょう。以下の基準を参考に、適切な解像度に設定してください。

白黒で印刷するときは、色味ではなく白黒の濃淡だけで画像を表示します。そのため、カラー印刷よりも解像度が高いほうが望ましいです。
また、画像中に文字が含まれている場合、上記よりも低い解像度では読みにくくなることがあります。しかし、紹介した解像度よりも解像度を上げても、文字の認識率が向上するわけではありません。目安となる解像度に調整し、読みやすさと適切なデータ量を両立するようにしましょう。

解像度を上げる方法


データとして採り込まれている画像の場合、設定ページを開き、解像度の数字を高くするだけでは画像自体の解像度は上がりません。解像度を上げた上で、画像サイズを大きくするなどの作業も必要になります。
以下の手順で操作すると、画像のサイズはそのままで解像度だけを上げることができます。

  1. 画像編集ソフトでピクセルを増やす
  2. シャープネス処理を行う

それぞれの手順を詳しく紹介します。

手順1.画像編集ソフトでピクセルを増やす

画像のデータを画像編集ソフトに採り込み、ピクセル数を増やします。例えば、Photoshopであれば次の手順でピクセル数を増やしましょう。

  1. 「イメージ」タブを開き、「画像解像度」を選択する
  2. 「再サンプル」のチェックを外す
  3. 解像度を表示されているものよりも大きなものにする
  4. 「画像解像度」の画面内右下の「OK」をクリックする
  5. 再度、「イメージ」タブを開き、「画像解像度」を選択する
  6. カギのマークをクリックし、カギがかかった状態にする
  7. 「再サンプル」のチェックを入れる
  8. 「寸法」に表示されているpixelが増えるように、「幅」の欄に適切な数字を入れる

適切な数値が分からないときは、「再サンプル」の横のカーソルを操作し、「バイキュービック法(滑らかなグラデーション)」を選びましょう。「バイキュービック(滑らかなグラデーション)」を選ぶと、無難な解像度に仕上がります。

手順2.シャープネス処理を行う

元々画像が小さい場合、ピクセル数を増やすだけでは見た目に大きな変化は得られません。ピクセル数を上げたうえでシャープネス処理を行い、画像が明瞭に見えるようにしましょう。
シャープネス処理をを行うと、画像に写っているものに輪郭が生じ、くっきりとした形に見えやすくなります。例えば、Photoshopでは次の手順でシャープネス処理を行います。

  1. プリンターで出力するサイズを決める。L版やA4版などのサイズ、あるいは印刷物の幅をミリメートル単位で決めておく
  2. 「イメージ」タブを開き、「画像解像度」を選択する
  3. 縦横比維持の状態にする
  4. 「幅」か「高さ」のいずれかに出力サイズを記入する
  5. 「解像度」を200~300dpiに指定する
  6. 「再サンプル」にチェックを入れる
  7. 「バイキュービック法(滑らかなグラデーション)」を設定する
  8. 画像の表示サイズを25%か50%のいずれかにする
  9. 「フィルター」タブを開き、「シャープ」から「アンシャープマスク」を指定する
  10. 「アンシャープマスク」の画面で以下の設定を行う
  • 量:80~300%
  • 半径:0.8~10pixel
  • しきい値:0~10

しきい値をあまり小さくすると、明確にすべきではない輪郭もシャープに表現されてしまいます。プレビューを参考にしながら、適度にシャープネス処理をしていきましょう。

無料の画像編集オンラインサイトおすすめ3選


解像度を上げることができる画像編集サイトは多数あります。無料で利用できる画像編集サイトと特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.waifu2x(無料)

waifu2xは、画像拡大したときに不足する色情報を予測して補完するサービスを提供しています。イラストや写真などを拡大してぼやけるときは、waifu2xを使って隅々までシャープな印象を維持するようにしましょう。
ただし、元画像の解像度が低すぎるときは2倍拡大しても鮮明な印象にならないことがあります。また、ノイズ除去機能を利用すると細部が消失することもあるので、数値を適切に調整してください。
waifu2x

2.Bigjpg(無料)

Bigjpgも、waifu2xと同じく高画質処理をしたときに不足する色情報などを補完するサービスを実施しています。ただし、元々アップロードできる画像のデータ量が10MBに制限されているため、高品質な画像をさらに高品質にすることは向きません。
使い勝手が思わしくないときは、有料プランも検討できます。有料プランでは最大50MBまでの画像データを読み込め、画像処理速度も高速になり、複数の画像をまとめて高画質化することも可能です。
Bigjpg

3.kakudaiAC(無料)

kakudaiACは最大16倍まで写真を高画質に拡大できるサービスです。ノイズ除去とシャープネス処理のオプションもあり、鮮明度を高め、画像をくっきりと表示することができます。
ただし、こちらのサービスも元画像の解像度が低すぎるときには思うような効果を得られないことがあります。また、無料で利用するときは1日5回までの制限がある点にも注意が必要です。
kakudaiAC

PC版|画像編集ソフト・アプリおすすめ4選


高画質化の処理ができるオンラインサイトもありますが、より画像の解像度や鮮明度を高めたいときは画像編集ソフトやアプリがおすすめです。無料で利用できるものでもさまざまな機能がついているので、画像を総合的に高品質にすることができます。

1.HitPawフォトエンハンサー(無料)

HitPawフォトエンハンサーはWindowsでもMacでも利用できる画像編集ソフトです。高画質化モデルが複数あるので、完成のイメージに合うモデルを選択し、スムーズに画像を編集できます。
また、解像度をワンクリックで上げられる点もHitPawフォトエンハンサーの特徴です。白黒のカラー化などにも対応しているので、より幅広い編集を実現できます。なお、体験は無料ですがすべての機能を利用するには月額料金が発生します。
HitPawフォトエンハンサー

2.DVDFab 写真加工 AI(無料)

DVDFab 写真加工 AIは高画質化の以外にも、写真をアメコミ風に加工するなどの多彩な機能が搭載された画像編集ソフトです。また、画像サイズやノイズ除去を細かく数値指定でき、イメージする写真に近づけやすい操作性の高さも特徴です。
なお、DVDFab 写真加工 AIも体験は無料ですが、すべての機能を利用するには月額料金が発生します。年間契約や無期限のライセンスもあるので、どの程度の期間利用するかに合わせて適切なプランを選びましょう。
DVDFab 写真加工 AI

3.Photoshop(有料)

Photoshopは使いやすさに定評のある画像編集ソフトです。高画質化した画像をJPEGで保存できるので他の編集ソフトとも連携しやすく、ECサイトやオウンドメディアなども作成しやすいでしょう。
なお、Photoshopは7日間は無料ですべての機能を利用できますが、その後は有料のコンプリート版に更新します。使い心地をしっかりと試してから導入するようにしましょう。
Photoshop

4.Adobe Illustrator(有料)

Adobe Illustratorも使い勝手の良い画像編集ソフトです。文字や図形を自由に配置したり、イラストを組み合わせたりできるので、より自由度の高い画像に仕上がります。
また、高画質化にも定評があります。拡大・縮小してもボケにくく、A0やB2などの大判サイズにプリントアウトすることも可能です。
Adobe IllustratorもPhotoshopと同じく、7日間は無料ですべての機能を利用できます。その後は有料版となるので、使い心地をしっかりと試しておきましょう。
Adobe Illustrator

スマホ版|画像編集ソフト・アプリおすすめ2選


スマホ用の画像編集アプリもあります。いずれも直感的に操作でき、簡単かつ高画質に編集できる点が特徴です。スマホ用の画像編集アプリの中でも、広く利用されているものをいくつか紹介します。

1.Photoshop Express(一部無料)

Photoshop Expressは、パソコン用有料画像編集アプリのPhotoshopのスマホ版です。すべての機能を一部無料で利用でき、なおかつ操作性の高さが特徴です。
Photoshop Expressには、iPhone用アプリとAndroid用アプリがあります。高画質化や自動補正、フレーム加工、歪み補正などの幅広い機能があり、すべて簡単にJPEGで保存できます。
Photoshop Express

2.Adobe Illustrator(有料)

Adobe Illustratorはスマホにもインストールできる画像編集アプリです。パソコン版の使いやすさはそのままで、直感的な操作性が加わり、シンプルな工程で高品質な画像を完成できます。
画像を切り抜いてコラージュを作成するなどの作業も、シンプルかつ直感的に行えます。7日間の無料お試しができるので、使いやすさなどをしっかりと確認してからインストールしましょう。
Adobe Illustrator

質の良い画像に仕上げるにはプロに任せるのも一つの手


解像度を上げることで、より魅力的な画像に仕上げることができます。しかし、ECサイトやオウンドメディアなどに掲載する写真は、解像度が高すぎるとデータ量が増え、画面表示に時間がかかりやすくなる点に注意しましょう。
不鮮明さが気になるときは、シャープネス処理などを利用することでも対応できます。とはいえ、シャープネス処理も過度に行うと輪郭がくっきりとし過ぎてしまい、不自然な画像になる可能性があります。

適切かつ鮮明な画像に仕上げるには、ある程度の経験と実績、また客観的で普遍的な美意識が不可欠です、解像度を上げずに鮮明な画像に仕上げたいときは、プロに任せてみるのはいかがでしょうか。AirPhoto(エアフォト)では豊富な経験に基づく高度な画像加工を請け負っております。
ECサイトに適した画質と解像度に仕上げる作業も、ぜひお任せください。商品の魅力が伝わる高品質かつ訴求力の高い写真の撮影から、お客様のニーズに合わせた画像処理までワンストップで対応いたします。お気軽にお問い合わせください。

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