【Yahoo編】通販モールの特徴と写真のガイドラインを解説
Yahoo!ショッピングは、国内で人気のECモールです。高い集客力を誇り、出店時のコストが低いというメリットがあります。今回はそんなYahoo!ショッピングについて、ECモールとしての特徴や魅力、商品写真登録時のガイドラインについてわかりやすく解説します。
「Yahoo!ショッピングに最適な写真を用意したい」と思う方は、ぜひ参考にしてみてください。
Yahoo!ショッピングとは
Yahoo!ショッピングは、ヤフー株式会社が運営する通販モールです。国内初の検索サイト「Yahoo!JAPAN」を立ち上げたことでも知られるヤフー株式会社。Yahoo!ショッピングをスタートしたのは、1999年のことでした。2022年現在、楽天市場・Amazonと共に、日本三大ECモールの一つに数えられています。
「その実績は楽天やAmazonに比べるとまだまだ」と見る向きも強いものの、Yahoo!ショッピング単体で見ると、その成長は右肩上がりです。
2020年度のショッピング事業取扱高は1兆5,000億円を突破。2019年度と比較して、約145%の成長を遂げています。
Yahoo!ショッピングの特徴は、ソフトバンクユーザーやPayPayユーザーの囲い込みが狙える点です。特にPayPayで支払いをする人に対して、ボーナスポイントを付与する仕組みが人気を集めています。モール全体の知名度が高く、また利用するユーザーが多いという点は、出店側にとって非常に大きなメリットと言えるでしょう。
またもう一点忘れてはいけないのが、ネットショップの出店や運営に関わるコストについてです。
Yahoo!ショッピングでは、以下のような費用は無料に設定されています。
- 初期費用
- 月額システム利用料
- 売上ロイヤリティ
これにより、他のECモールと比較して、圧倒的に低コストでネットショップを開店・維持できるという特徴があります。
- 季節によって販売する商品の量にばらつきがある
- 販売する商品がない時期に、ネットショップ維持コストがかかるのが厳しい
- 年に数個しか売れない商品を扱っているため、月額システム料がかかると完全に赤字
このような問題を抱え、これまでネットショップ開設を断念していたような場合でも、Yahoo!ショッピングなら大丈夫です。ぜひ出店を検討してみてください。
既存の商品写真登録のガイドラインルール
Yahoo!ショッピングへの出店を決めたら、覚えておきたいのが商品写真登録のガイドラインです。ECモールで自社商品に注目してもらうためには、商品の特長を、写真でしっかりと伝える必要があるでしょう。近年、大手ECモールの中には、商品写真登録について厳しいガイドラインルールを設定するケースが目立ってきています。出店先のルールに合わせて、商品写真を用意することが大切です。
ではさっそく、Yahoo!ショッピングの場合のガイドラインをチェックしていきましょう。Yahoo!ショッピングでは、商品画像・商品詳細画像・追加画像の3つに分類して、それぞれでルールを設けています。
【商品画像】
- GIFもしくはJPEG形式のみ(拡張子は.gif/.jpg/.jpe/.jpegのみ)
- 2メガバイト以下
- ファイル名は「商品コード.拡張子」
- 縦1,200ピクセル、横1,200ピクセル以内
【商品詳細画像】
- GIFもしくはJPEG形式のみ(拡張子は.gif/.jpg/.jpe/.jpegのみ)
- 2メガバイト以下
- ファイル名は「商品コード_1~20までの数字.拡張子」
- 縦1,200ピクセル、横1,200ピクセル以内
【追加画像】
- GIF、JPEG、PNG形式のみ(拡張子は.gif/.jpg/.jpe/.jpeg /.pngのみ)
- 500キロバイト以下
- ファイル名は「商品コード_個別商品コード_main.拡張子」もしくは「商品コード_個別商品コード.拡張子」
- 縦1250ピクセル、横1250ピクセル以内
Yahoo!ショッピングの商品写真登録のガイドラインルールは、主にファイル形式やファイル容量に関するもの。楽天やAmazonが、商品のメイン画像に関して「背景は白のみ」「テキスト要素は全体の○%以下」といったルールを課しているのに比べると、非常に緩いガイドラインと言えるでしょう。
ただし同じヤフー系列のPayPayモールについては、2021年10月より「PayPayモール商品画像登録ガイドライン」が適用されています。
- 商品背景は単色白もしくは商品と一緒に撮影された写真背景のみ
- テキスト占有率は20%以下
- 枠線はすべて不可(四辺/L字/帯を含む)
- アニメーションGIFは不可
商品写真を登録する際には、ルール詳細をしっかりと確認するようにしましょう。
新生Yahooショッピングの誕生
Yahoo!ショッピングは、2022年10月にPayPayモールと統合を行い、「圧倒的に商品が探しやすい」サービスとして、新生Yahooショッピングにリニューアルします。
新サイトでは、既存のキャンペーンなどもリニューアルされ、還元率も一部変更されます。
参照元:プレスリリース
新生Yahooショッピングのガイドラインルール
アップロードできる画像データ
アップロードできる画像データの仕様は以下の通りです。
ファイル形式
GIF、JPEG、PNG形式のみ(拡張子は.gif/.jpg/.jpe/.jpeg /.pngのみ)
ファイル容量
2メガバイト以下
ファイル名
共通:半角英数字、ハイフン( - )アンダーバー( _ )ピリオド( . )のみ使用可
商品画像:商品コード.拡張子 【例】g-001.jpg
商品詳細画像:商品コード1~20までの数字.拡張子 【例】g-0011.jpg
画像サイズ:縦3024ピクセル、横4032ピクセル以内
※注意:アニメーションGIFの禁止商品画像にアニメーションGIFを登録しないでください。
アニメーションGIFとは複数の画像を連続で表示させたGIF形式の画像を指します。
画像の一部が動くシネマグラフもアニメーションGIFとみなします。
商品画像
■背景画像の背景は写真背景・単色白背景のみを使用してください。
- 写真背景:商品と一緒に撮影された背景
- 単色白背景:カラーコード #FFFFFF(R255,G255,B255)の背景
■枠線枠線なしの商品画像を登録してください。
- 枠線:画像の4辺を囲う線のほか、L字、帯状などの要素
- 辺の太さに依らず、枠線の使用は不可
- ※枠線に近しい装飾表現をしている場合は、ガイドライン非適合と判断する場合があります。
■余白商品画像は中央に配置してください。
- 全体余白:上下左右5% (1200pxの場合は60px以上)
- 部分余白:左上30% (1200pxの場合は360px以上)
※ランキングラベルが入る可能性があるので、余白の確保を推奨します。
テキスト要素
テキスト要素を商品画像内に記載する場合は、テキスト要素の占有率を20%以下としてください。
(1)ブランドロゴ、企業ロゴ、メーカーロゴ
ブランド名・企業名・メーカー名
(2)商品のスペック情報や特徴
(例:数量、重量、対象年齢、付加サービスなど)商品自体の仕様や特徴を説明しており、お客様の商品選びに役立つ情報
(3)画像クレジット
(4)「No Image」の文字、イラスト
(5)商品が掲載されていない関連画像
(6)商品以外のイラスト
(7)カラーバリエーション、色見本のサムネイル
Yahooショッピングに最適な写真
他ECモールと比較して、商品写真登録に関するルールが緩いYahoo!ショッピング。だからこそ、商品の魅力や雰囲気が、より一層伝わりやすい写真を準備する必要があるでしょう。メイン画像では、商品の魅力と共に詳細がしっかりと伝わることが重要です。
ガイドラインが少ない分、
- 販売されている商品はどれなのか?
- 同梱されていない商品が移り込み、誤解を招く表現になっていないか?
- 情報過多で見づらくなっていないか?
これらのポイントを、自身でしっかりとチェックする必要があります。
Yahoo!ショッピングに最適な写真は、販売している商品が大きく、わかりやすく写っている写真です。ファッションアイテムやアクセサリーなら、モデルも活用して、着用した雰囲気がわかるように工夫してみてください。商品詳細は、詳細画像や追加画像でしっかりと伝えます。
他モールよりも、メイン画像から個性を出しやすい分、見る人の心をつかむようなセンスの良い写真を準備することも大切です。
写真の撮影はAirPhotoにお任せ
ECモールに出店する際に、商品写真の撮影をどうしようか悩む方は、決して少なくありません。
「自分で撮影してみたものの、何かが違う…」と思ったときにおすすめなのが、「AirPhoto」のサービスです。
AirPhotoはEC・D2C事業者向けの物撮りサービスで、「気に入った写真のみをわかりやすい料金体系で購入できる」というわかりやすさが魅力です。
AirPhotoを利用した場合に発生する料金は、11,000円(税込)/スタイリング1パターン、5,500円(税込)/1カットのみです。
必要な写真の分だけ料金が発生する仕組みになっていますから、ぜひ安心してご利用ください。
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