【たまごリピート編】ECカートシステムのメリット・デメリットや特徴を解説
中長期的に安定した売上を見込めるのが、定期通販の魅力です。自社ブランドのファンになってもらえれば、顧客離脱を防ぐ効果が期待できるでしょう。また他社ブランドとの間で、不毛な価格競争に巻き込まれるリスクも少なくなります。ECサイト事業者が新たに定期通販を始める場合、必要になるのが定期購入・定期便に強いカートシステムです。今回は、「たまごリピート」について紹介します。
たまごリピートとは
「たまごリピート」とは、テモナ株式会社が運営する法人向け定期購入カートシステムです。単品リピート通販での導入実績は、1,000店舗以上。定期通販事業を展開する際に、本格的な機能を求める事業者に人気のシステムと言えるでしょう。移り代わりの激しいEC業界において、ある程度の歴史を持つサービスである点も、魅力の一つになっています。
たまごリピートを使えば、定期購入に関する細かな設定が可能です。
- 初回購入特典の割引率の設定
- 定期便購入回数による割引率の設定
- 無料プレゼント商品の同梱設定
このような設定も簡単にできます。また継続率を上昇させるための機能も、備わっています。たまごリピートを導入する企業の95%以上が、化粧品やサプリメント、食品など、リピート率の高い商材を扱っていると言われています。導入ショップの平均年商は7,500万円ほど。成功している企業のノウハウを詰め込んでいるたまごリピートだからこそ、スタートアップ企業においても、メリットが大きいと言えるでしょう。
定期通販事業を営む上で課題になりやすいのが、「複雑な業務内容に対してどう対応していくのか?」という点です。対応する人材確保に苦慮したり、業務過多によるミスが発生したりする企業も少なくありません。
たまごリピートなら、
- ユーザーそれぞれで異なる注文に対応する
- ユーザーそれぞれの購入サイクルに合わせて、注文や発送の処理を行う
- 注文の一時中止や内容の変更、キャンセル依頼に対応する
このような複雑な情報も、自動で管理できるので安心です。人的コストの削減やミスの発生率低下にもつながるでしょう。
メリット
では次は、たまごリピートを利用するメリット・デメリットをそれぞれ見ていきます。
まずは5つのメリットから、チェックしてみてください。
1.メリット:電話注文も一元管理で対応可能
たまごリピートでは、ECサイト上で受けた注文と電話やファックスで受けた注文の、一元管理が可能です。事前にアカウント権限を設定しておけば、外部のコールセンターを利用することもできるでしょう。インターネットを使った注文以外にもしっかりと対応できるため、以下のようなビジネスにも対応しやすいというメリットがあります。
- ネットに不慣れな高齢者向け商品の販売(健康食品やサプリメントなど)
- テレビショッピングやチラシ、DM通販での商品販売
顧客情報はもちろん、過去の注文履歴や配送状況など、一つの画面上で全ての情報を確認できます。問い合わせにも素早く対応できますし、人的ミスの発生予防にもつながるでしょう。
2.メリット:標準搭載機能で顧客獲得率アップ
たまごリピートには、顧客獲得率アップにつながる標準機能が多数搭載されています。導入すればすぐに利用できるため、さまざまな販売戦略を効果的に進めていけるでしょう。
特に人気が高いのは、ステップメール機能です。サイトを訪れた顧客の過去の履歴をもとに、それぞれで異なるシナリオを作成。あらかじめ設定しておいたスケジュールに合わせて、メルマガを配信できます。顧客の状況に合った内容で、段階的にアプローチできる機能として、人気を集めています。ステップメール機能を有料オプションに設定するサービスも多い中、たまごリピートなら、標準機能として利用可能です。
3.メリット:詳細分析が可能
定期通販で多くの顧客を獲得するためには、各種レポートの詳細分析が欠かせません。たまごリピートでは、売上データや顧客データの詳細分析が可能です。たとえば、新規顧客獲得率や継続率、離脱状況など…分析によって、より効果的な販売戦略を検討できるでしょう。
4.メリット:各種機能でリピート率の向上
定期通販では、初回購入者にどうリピートしてもらうかが鍵となります。初回販売については、より魅力的なプロモーションを行うショップは少なくありません。通常価格に戻ったあとも継続してもらうことが、事業を安定させるコツと言えるでしょう。
たまごリピートでは、
- 無料サンプルの応募フォーム
- 回数別無料プレゼント機能
- クーポン付与機能
- ポイント機能
- 会員ランク機能
- 関連商品のレコメンド機能
など、リピート率向上につなげられる機能が豊富に揃っています。
5.メリット:充実のアフターサポートで導入後も安心
たまごリピートでは、導入後のアフターサポートも充実しています。困ったことがあれば、電話やメールで相談可能。また、講習会や各種ワークショップも定期的に開催されています。
デメリット
一方で、たまごリピートのデメリットは以下のとおりです。
1.デメリット:デザインテンプレートがない
たまごリピートには、デザインテンプレートがありません。このため、ECサイトを一から構築する技術やスキルが必要になります。もちろんサイト構築の外注も可能ですが、その分コストがかさんでしまう点を、頭に入れておきましょう。
2.デメリット:WordPressの利用が不可能
たまごリピートでは、WordPressの利用はできません。WordPressでECサイトを構築する方も多いですが、そうしたサイトへのたまごリピート導入は不可能です。導入後に「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、事前にチェックしておいてください。
月額利用料、決済手数料・取引手数料
たまごリピート導入時に気になるコストは、以下のとおりです。希望するプラン別にチェックしてみてください。
【たまごリピートASP】
初期費用 → 69,800円
月額費用 → 49,800円
クレジット決済
- たまごペイメントZ 初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料30円/件
- たまごペイメントG 初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料30円/件
【たまごリピートGOLD】
初期費用 → 99,800円
月額費用 → 79,800円
クレジット決済
- たまごペイメントZ 初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料30円/件
- たまごペイメントG 初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料30円/件
定期通販に強い同様のショッピングカートとしては、リピストや侍カート、カラーミーリピートなどが挙げられます。こうしたサービスと比較すると、機能面で充実している分、やや高めの料金設定と言えるでしょう。
プランについて
たまごリピートには、ASPとGOLDという2つのプランが用意されています。両者の違いはサーバーにあります。ASPで利用できるのは、共用タイプで20GBまで。月間出荷数上限は1,000件で、1件超過につき30円が加算されます。
一方でGOLDを契約した場合、専用サーバーが用意されます。メモリは16GB、HDDは1TBまで利用可能です。
そのほか、利用できる機能に違いはありませんが、GOLDプランならショップを追加できます。1店舗につき月額29,800円、初期費用49,800円が発生し、別アカウントとなりますが、多店舗経営を目指す場合にもおすすめです。
通販サイト(ネットショップ)を始めよう!カートシステムの選び方
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これから定期通販事業への参入を検討しているEC事業者におすすめなのが、商品写真撮影サービスを提供しているAirPhoto(エアフォト)です。たまごリピートの導入で、どれだけ豊富な機能を実装したとしても、商品写真が残念な場合、顧客の心をつかむのは難しくなってしまうでしょう。ぜひここにも、プロの手を導入してみてください。
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