商品写真におすすめの撮影・編集アプリ|スマホで商品画像をきれいに仕上げる方法
商品写真は、スマートフォンでも撮影から編集まで行えます。スマホ標準のカメラでも十分に撮影できますが、撮影アプリや写真編集アプリを使うことで、明るさや色味、トリミング、画像サイズなどを細かく調整しやすくなります。
一方、ECサイトの商品画像では、単純に「映える写真」に加工すればよいわけではありません。
商品の色や形、素材感を実物とかけ離れた状態にしてしまうと、購入者に誤解を与える可能性があります。そのため商品写真では、「撮影時にできるだけきれいに撮る」「アプリで必要な部分だけ整える」という考え方が重要です。
本記事では、商品写真に使いやすい撮影・編集アプリの種類や選び方、スマホで商品画像をきれいに仕上げる方法、加工時の注意点まで解説します。
目次
- 商品写真はスマホアプリでも撮影・編集できる
- 商品写真にアプリを使うメリット
- 商品写真アプリは用途によって使い分ける
- 商品撮影用カメラアプリの選び方
- 商品写真の編集アプリの選び方
- 商品写真に使いやすい代表的なアプリ
- 商品写真で行いたい基本的な編集
- 商品画像の背景を加工するときの注意点
- 商品の色味を編集するときの注意点
- 商品写真に文字やデザインを入れる場合
- ECサイトとSNSでは編集方法を変える
- アプリで商品写真を編集するときに避けたいこと
- アプリだけでは対応しにくい商品撮影
- 商品写真をスマホで仕上げる基本的な流れ
- まとめ
商品写真はスマホアプリでも撮影・編集できる
スマートフォンのカメラ性能が向上したことで、ECサイトやネットショップ、SNS用の商品写真をスマホで制作することも可能になりました。
特に、
- InstagramなどのSNS投稿
- 小規模なネットショップ
- ハンドメイド商品の販売
- フリマ・マーケットプレイスへの出品
- 商品説明用の補足写真
- テスト販売
- 撮影イメージの確認
などでは、スマホを活用することで撮影から編集まで比較的手軽に進められます。
ただし、スマホやアプリを使えば自動的にきれいな商品写真になるわけではありません。
撮影時の光、背景、構図、商品の状態が悪ければ、後からアプリで修正できる範囲にも限界があります。
商品撮影の基本については、以下の記事でも詳しく解説しています。
物撮り・商品撮影のコツを見る
商品写真にアプリを使うメリット
商品写真に撮影・編集アプリを使うメリットは、撮影後の調整をスマホだけで行いやすいことです。
例えば、
- 明るさを調整する
- 色味を整える
- 傾きを修正する
- 不要な余白を切り取る
- 商品画像の比率を変更する
- 背景を調整する
- 文字を追加する
- SNS用の画像を作る
といった作業ができます。
パソコンへ写真を移動せず、そのままスマホからECサイトやSNSへ投稿できる点もメリットです。
商品写真アプリは用途によって使い分ける
商品写真用アプリといっても、すべて同じ機能を持っているわけではありません。
大きく分けると、
- 撮影するためのカメラアプリ
- 写真を補正する編集アプリ
- 背景を加工するアプリ
- バナーなどを作るデザインアプリ
があります。
1つのアプリですべてを行うよりも、目的に合わせて使い分けた方が作業しやすい場合があります。
商品撮影用カメラアプリの選び方
商品撮影用のカメラアプリを選ぶ場合は、単にフィルターの種類が多いかではなく、撮影時の設定を調整できるかを確認しましょう。
明るさを調整できる
商品が暗く見える場合に、撮影前に露出を調整できると便利です。
ただし、画面を明るくしすぎると白い商品や光沢部分が白飛びすることがあります。
商品の明るい部分にもディテールが残っているか確認しましょう。
ピントを固定できる
商品撮影では、商品のロゴやパッケージなど、見せたい部分へ正確にピントを合わせることが重要です。
ピントを固定できる機能があると、複数カットを撮影するときにも安定しやすくなります。
露出を固定できる
スマホのオート撮影では、商品や背景の明るさによって撮影するたびに露出が変化する場合があります。
複数の商品を同じ条件で撮影する場合は、露出を固定できると写真の明るさをそろえやすくなります。
グリッドを表示できる
グリッドは、画面上に縦横の補助線を表示する機能です。
商品が傾いていないか、中央に配置されているかを確認しやすくなります。
特に、
- ボトル
- コスメ
- バッグ
- 箱
- 家電
など、縦横のラインがはっきりした商品で役立ちます。
ホワイトバランスを調整できる
商品写真では、実物に近い色を再現することも重要です。
ホワイトバランスを調整・固定できるアプリであれば、撮影ごとの色味のばらつきを抑えやすくなります。
商品写真の編集アプリの選び方
商品写真の編集では、派手なエフェクトよりも基本的な補正機能が重要です。
商品画像用の編集アプリを選ぶ場合は、以下の機能を確認するとよいでしょう。
明るさ・露出調整
撮影した写真が少し暗い場合は、露出や明るさを調整します。
商品そのものだけでなく、背景や影も確認しながら自然に見える範囲で修正します。
ホワイトバランス・色温度調整
写真が黄色っぽい、青っぽい場合には、色温度やホワイトバランスを調整します。
商品写真では、雰囲気よりも実物に近い色を基準にすることが大切です。
トリミング
余計な背景を切り取り、商品を見やすい大きさに調整します。
ECサイトやSNSによって適した画像比率が異なるため、掲載先に合わせてトリミングします。
傾き・遠近補正
箱やボトルなどを撮影すると、縦のラインが傾いて見えることがあります。
傾きや遠近感を調整できる編集機能を利用すると、商品を自然に見せやすくなります。
部分補正
写真全体ではなく、一部分だけ明るくしたり暗くしたりできる機能も便利です。
ただし、商品そのものの形や質感が変わるほど加工しないよう注意しましょう。
商品写真に使いやすい代表的なアプリ
商品写真では、目的に応じてさまざまなアプリを利用できます。
スマートフォン標準のカメラ・写真編集機能
最初から高機能なアプリを導入する必要はありません。
スマートフォンの標準カメラでも、
- ピント調整
- 明るさ調整
- グリッド表示
- トリミング
- 色味調整
などができる場合があります。
簡単な商品写真であれば、まず標準機能から試してみるのもよいでしょう。
Adobe Lightroom
Adobe Lightroomは、写真の明るさや色、コントラストなどを細かく調整したい場合に使いやすい写真編集ツールです。
商品写真では、
- 明るさ
- ホワイトバランス
- ハイライト
- シャドウ
- 色
- トリミング
などを調整する用途に利用できます。
複数の商品写真の色味をそろえたい場合にも便利です。
Snapseed
Snapseedは、写真の明るさや色味、トリミング、部分補正などを行える写真編集アプリです。
簡単な補正から細かな修正まで行えるため、スマホ上で商品写真を整えたい場合の選択肢になります。
Canva
Canvaは、写真そのものを補正するだけでなく、画像に文字や図形などを加えてデザインを作りたい場合に利用できます。
例えば、
- SNS投稿画像
- キャンペーン画像
- バナー
- 商品説明画像
- 比較画像
などを制作するときに使いやすいでしょう。
ただし、ECモールのメイン商品画像などでは文字や装飾にルールが設けられている場合があります。
掲載先のガイドラインを確認して使用してください。
商品写真で行いたい基本的な編集
商品写真を撮影した後は、必要に応じて以下の順番で調整すると分かりやすくなります。
1. 写真の傾きを直す
最初に商品が傾いていないか確認します。
特にボトルや箱などは、垂直線が少し傾くだけでも違和感が出やすくなります。
2. トリミングする
掲載する媒体に合わせて余白を調整します。
商品を大きく見せたいからといって、商品ギリギリまで切り取る必要はありません。
他の用途に転用する可能性がある場合は、元画像に十分な余白を残しておきます。
3. 明るさを調整する
商品の明るさを確認し、必要に応じて調整します。
白い商品の模様が消えたり、黒い商品のディテールがつぶれたりしないように注意します。
4. 色味を調整する
実際の商品と写真を比較しながら、色温度や色味を整えます。
商品写真では「きれいな色」にするより「実物に近い色」にすることが重要です。
5. 必要な部分だけ補正する
小さなほこりや背景の汚れなど、撮影時に取り切れなかった部分を必要に応じて修正します。
商品の特徴そのものを変更するような編集は避けましょう。
商品画像の背景を加工するときの注意点
商品写真では、背景を白くしたり、背景を削除したりすることがあります。
背景加工は便利ですが、切り抜きが不自然になると商品画像全体の品質が低く見えることがあります。
特に、
- 髪
- 毛
- 透明商品
- ガラス
- アクセサリーのチェーン
- 細いパーツ
- 半透明素材
などは、背景をきれいに切り抜くのが難しい商品です。
また、背景だけを白くしても、商品の影や反射が元の背景を反映していると不自然に見える場合があります。
白背景の商品撮影については、以下の記事でも解説しています。
白背景の商品撮影について見る
商品の色味を編集するときの注意点
商品写真で最も注意したい編集の一つが色補正です。
例えば、
「写真を華やかにしたい」
という理由で彩度を大きく上げると、実際の商品より鮮やかに見えることがあります。
特に、
- アパレル
- コスメ
- バッグ
- 靴
- インテリア
- 食品パッケージ
などでは、色が商品の重要な情報になります。
商品写真を編集するときは、実物の商品を確認できる環境で色を比較するとよいでしょう。
商品写真の色味については、以下の記事でも詳しく解説しています。
ECサイトの商品写真で色味を正確に伝える方法
商品写真に文字やデザインを入れる場合
商品写真に文字を加えることで、
- 商品の特徴
- サイズ
- 機能
- セット内容
- 使用方法
- キャンペーン情報
などを分かりやすく伝えられます。
ただし、すべての商品写真に文字を入れる必要はありません。
まずは商品の形やデザインが分かる写真を用意し、そのうえで説明画像を追加すると整理しやすくなります。
また、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでは商品画像に関するルールがあります。
掲載する前に各サービスの最新ガイドラインを確認してください。
Amazonの商品画像ガイドライン
楽天市場の商品画像ガイドライン
Yahoo!ショッピングの商品画像ガイドライン
ECサイトとSNSでは編集方法を変える
同じ商品でも、使用する場所によって求められる写真は異なります。
ECサイトの商品画像
ECサイトでは、
- 商品の形
- 色
- サイズ感
- ディテール
- 使用方法
など、購入判断に必要な情報が分かることが重要です。
そのため、加工しすぎず、商品そのものを確認しやすい写真に仕上げます。
SNSの商品写真
SNSでは、商品の情報だけでなく、
- ブランドの世界観
- 使用シーン
- 季節感
- ライフスタイル
- スタイリング
などを表現する写真も活用できます。
ECサイト用の写真とは別に、SNS向けの構図や編集を用意することも検討しましょう。
アプリで商品写真を編集するときに避けたいこと
編集アプリは便利ですが、商品写真では加工のやりすぎに注意が必要です。
特に避けたいのは、
- 彩度を大幅に上げる
- 商品の色を変える
- 商品の形を変形する
- 質感を消してしまう
- 不自然なフィルターをかける
- シャープネスを強くしすぎる
- 商品に本来ない光沢を加える
- 影をすべて消す
といった編集です。
商品を魅力的に見せることは大切ですが、購入者が実物と大きく異なる印象を持たないようにする必要があります。
商品写真の編集やレタッチについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
商品画像の編集・レタッチについて
アプリだけでは対応しにくい商品撮影
スマホアプリでさまざまな編集ができますが、撮影後の加工だけでは対応しにくい商品もあります。
例えば、
- ガラス商品の透明感
- 金属商品の映り込み
- ジュエリーの輝き
- コスメ容器の光沢
- 食品のシズル感
- アパレルの立体感
- 黒い商品の質感
などです。
これらは撮影時のライティングによって見え方が大きく変わります。
後からアプリで修正するよりも、撮影段階で商品の質感がきれいに見える光を作ることが重要です。
商品撮影の照明については以下の記事でも解説しています。
商品撮影の照明・ライティングについて
商品写真をスマホで仕上げる基本的な流れ
スマホで商品画像を制作する場合は、以下の流れで進めると整理しやすくなります。
- 商品のほこりや汚れを取る
- 背景を整える
- 光を調整する
- スマホを固定する
- ピントと明るさを調整する
- 複数の角度から撮影する
- 傾きと構図を修正する
- 明るさを調整する
- 実物を確認しながら色味を整える
- 使用媒体に合わせてトリミングする
- 必要に応じて文字や説明を加える
- 最終的な画質を確認して保存する
重要なのは、アプリを使って写真を作り直すことではなく、撮影時にできるだけ完成形へ近づけておくことです。
スマホでの商品撮影については、以下の記事でも詳しく解説しています。
スマホで商品写真をきれいに撮る方法
まとめ
商品写真の撮影・編集アプリを活用すると、スマートフォンだけでも商品の明るさ、色味、構図、画像サイズなどを調整できます。
商品画像を制作するときは、
- 撮影時に光と背景を整える
- ピントと露出を確認する
- 傾きと構図を修正する
- 明るさを自然な範囲で調整する
- 実物を確認しながら色味を整える
- 掲載先に合わせて画像サイズを変更する
- 加工しすぎない
ことがポイントです。
特にECサイトでは、単に写真をきれいにするだけでなく、商品の色、形、素材感を購入者へ正確に伝える必要があります。
アプリは商品写真を整えるための便利な手段ですが、写真の品質を大きく左右するのは撮影時の光や構図、商品の見せ方です。
AirPhotoでは、ECサイト、SNS、広告などの用途に合わせた商品撮影に対応しています。
商品単体の撮影だけでなく、スタイリング写真、モデル撮影、動画撮影などもご相談いただけます。
物撮り・商品撮影のコツを見る
商品撮影に必要な機材を見る
商品撮影の料金を見る
AirPhotoの商品撮影サービスを見る
AirPhotoの商品撮影実績を見る
お問い合わせはこちら
お急ぎの場合はこちら:03-6824-2695
著者情報
著者:AirPhoto編集部
AirPhotoは、商品の魅力やブランドの世界観を伝える商品写真の撮影を行う撮影チームです。
商品撮影・スタイリング・モデル撮影・動画撮影・レタッチなどの実務を通じて得た知見をもとに、ECや商品写真に関する情報を発信しています。
