商品動画とは?EC・SNSでの活用法・撮影代行・制作のポイントを解説
ECサイトでは、商品の形や色を確認するための商品写真だけでなく、商品の動きや使い方を伝える「商品動画」も活用できます。
例えばアパレルなら着用時の生地の動き、コスメならテクスチャー、家具なら組み立て方など、静止画だけでは伝えにくい情報を動画で補うことができます。
また、TikTok、Instagramリール、YouTube Shortsなど、縦型動画を利用できるSNSも増えています。
TikTok Shopは2025年6月に日本で提供を開始しており、TikTokによると、2025年末までの流通総額の約70%が動画やLIVE配信などのコンテンツを起点とした購入でした。
参考:TikTok Shopの利用動向
本記事では、ECサイトやSNSで使用する商品動画について、写真との違い、動画で伝えられる情報、撮影内容、制作の流れ、撮影代行を依頼するときのポイントを解説します。
目次
- 商品動画とは?
- 商品写真と商品動画の違い
- ECサイトで商品動画を活用するメリット
- 商品動画で撮影したい内容
- 商品ジャンル別の動画撮影
- EC向け商品動画を制作する流れ
- SNS向け縦型動画を撮影するときのポイント
- 商品動画の撮影料金
- 商品動画を撮影会社へ依頼するメリット
- 商品動画の撮影会社を選ぶポイント
- 写真と動画を一緒に撮影する方法
- AirPhotoの商品動画撮影
- 商品動画の撮影を依頼する
商品動画とは?
商品動画とは、商品の特徴や使い方、使用したときの状態などを映像で伝える動画です。
ECサイトやSNS、広告などさまざまな媒体で使用できます。
例えば、
- 商品を360度近くから見せる
- 商品を実際に使用する
- 商品を組み立てる
- モデルが商品を着用する
- 食品を調理する
- コスメのテクスチャーを見せる
- 商品の動作を見せる
など、静止画だけでは分かりにくい情報を映像で伝えることができます。
いわゆる企業紹介動画や採用動画などとは異なり、商品動画では商品そのものを分かりやすく見せることが中心になります。
商品写真と商品動画の違い
商品写真と商品動画には、それぞれ異なる役割があります。
商品写真
商品写真は、一つの瞬間を静止画として見せることに向いています。
例えば、
- 商品全体
- 色
- デザイン
- ディテール
- パッケージ
- ブランドイメージ
などを確認しやすいことが特徴です。
ユーザーが自分のペースで細部を確認できるため、ECサイトの商品ページでは商品写真が基本になります。
商品動画
動画では、時間の経過を使って情報を伝えられます。
例えば、
- 動き
- 使用手順
- サイズ感
- 開閉方法
- 素材の変化
- 着用時のシルエット
- 商品を使用する場面
などです。
そのため、「写真と動画のどちらが優れているか」ではなく、写真では伝えにくい情報を動画で補完すると考えるとよいでしょう。
ECサイトで商品動画を活用するメリット
商品の動きを伝えられる
静止画では商品の動きを直接伝えることができません。
例えば、
バッグのファスナーを開閉する、
椅子の高さを調整する、
アパレルの生地が動く、
家電を操作する、
といった情報は動画の方が伝えやすい場合があります。
商品の使い方を伝えられる
初めて使用する商品では、「どのように使うのか」が購入前の疑問になることがあります。
動画で実際の使用方法を見せることで、商品説明を補足できます。
サイズ感や使用イメージを伝えられる
商品をモデルが使用している場面を動画で撮影すると、商品単体の静止画とは異なるサイズ感や使用感を伝えられます。
モデル撮影については以下の記事でも解説しています。
モデル撮影とは?
一つの素材を複数媒体で活用できる
撮影内容によっては、商品動画を、
- ECサイト
- TikTok
- YouTube
- Web広告
など複数媒体で利用できます。
ただし、媒体によって必要な縦横比や動画時間が異なるため、撮影前に使用予定の媒体を決めておくことが重要です。
商品動画で撮影したい内容
商品動画は、単に商品を回転させればよいわけではありません。
「写真では伝わりにくい何を動画で見せるか」を先に決めます。
商品の全体像
商品の形をさまざまな角度から見せます。
カメラを動かす方法だけでなく、商品そのものを回転させる方法もあります。
商品の使用方法
商品の操作方法や使用手順を見せます。
例えば、
- 組み立て
- 開閉
- 装着
- 調理
- 操作
- 収納
などです。
商品のディテール
カメラを商品へ寄せながら、素材や細部を動画で見せる方法があります。
光沢や質感など、角度によって見え方が変化する商品にも適しています。
モデルによる使用シーン
モデルに商品を使用してもらうことで、実際に使用したときのイメージを伝えます。
アパレルやバッグ、アクセサリーなどでは特に活用しやすい方法です。
スタイリングしたイメージ動画
背景や小物を組み合わせ、商品の世界観を映像として表現する方法もあります。
写真のスタイリングについてはこちらで詳しく解説しています。
スタイリング写真とは?
商品ジャンル別の動画撮影
アパレル
アパレルでは、モデルが動くことで静止画だけでは分かりにくい生地の動きやシルエットを伝えられます。
例えば、
- 歩く
- 振り返る
- 袖を動かす
- バッグを持つ
- アウターを着脱する
などの動作を撮影できます。
アパレルの商品撮影方法
コスメ・化粧品
コスメでは、
- 容器を開ける
- テクスチャーを出す
- 肌に伸ばす
- 商品を手に持つ
- 容器の光沢を見せる
など、商品によってさまざまな動画表現ができます。
コスメ・化粧品の商品撮影方法
食品
食品では、
- 調理工程
- 盛り付け
- カット
- 注ぐ
- 湯気
- ソースをかける
- 実際に食べる
など、時間の変化を利用した撮影ができます。
料理・食品の商品撮影方法
家具・家電
家具や家電では、
- 組み立て
- 開閉
- 高さ調整
- 操作方法
- 収納
- 使用している状態
などを動画にできます。
特に機能を説明する必要がある商品では、静止画だけでは分かりにくい動作を補えます。
EC向け商品動画を制作する流れ
1.使用目的を決める
まず、動画を何に使用するのか決めます。
例えば、
- ECの商品ページ
- SNS
- Web広告
- YouTube
- クラウドファンディング
などです。
2.縦横比と動画時間を決める
使用媒体に合わせて動画の仕様を決めます。
SNS向けの縦型動画とECサイト向けの横型動画では、撮影する構図も異なります。
複数媒体で使用する場合は、撮影時に横型・縦型の両方へ展開できるか検討します。
3.構成を決める
動画の中で何を見せるかを決めます。
例えば15秒の商品動画なら、
- 商品全体
- ディテール
- 使用シーン
- ブランドイメージ
など、必要なシーンを事前に整理します。
4.撮影する
構成に合わせて撮影します。
同じシーンでも、
- 引き
- 寄り
- 正面
- 横
- 動きのあるカット
など複数の素材を撮影しておくと編集しやすくなります。
5.編集する
撮影素材から必要なカットを選び、
- カット編集
- 色調整
- テロップ
- BGM
- 音声
- ロゴ
などを必要に応じて追加します。
SNS向け縦型動画を撮影するときのポイント
TikTok、Instagramリール、YouTube Shortsなどでは、縦型動画が使用されています。
ECサイト用の商品動画とSNS用の動画を同時に撮影する場合は、撮影段階から縦型で使用することを想定しておきましょう。
商品を画面の中心付近で見せる
横型映像を後から縦型へ切り出すと、商品の一部が見切れる場合があります。
縦型への展開を予定している場合は、必要な部分が画面内に残るように構図を考えます。
最初から商品の特徴を見せる
短い動画では、長い前置きを入れるよりも商品の特徴が分かるシーンを早い段階から見せる方法があります。
例えばコスメならテクスチャー、食品なら調理シーンなど、商品の特徴に合わせて構成します。
テロップを入れる場所も考える
SNSでは画面上にアカウント名やボタンなどが表示されます。
重要な商品情報を画面の端に配置するとUIと重なる可能性があるため、編集時の表示領域も考えて撮影しましょう。
商品動画の撮影料金
商品動画の制作費は、
- 動画時間
- 撮影時間
- カメラ
- スタッフ人数
- モデル
- スタジオ
- ロケーション
- 編集内容
- BGM
- ナレーション
などによって変わります。
そのため、一律の「動画1本○万円」という相場だけで判断するのは難しいです。
動画制作全般の料金相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
動画制作の費用相場
AirPhotoでは、商品動画について以下のプランを用意しています。
SNS用縦型プラン
50,000円(税抜)〜
スマートフォンで撮影する15秒までの縦型動画です。
スタンダードプラン
150,000円(税抜)〜
一眼レフカメラを使用する15秒までの商品動画です。
プロプラン
300,000円(税抜)〜
シネマカメラを使用する15秒までの動画です。
15秒を超える動画などについても、撮影内容に応じて相談できます。AirPhotoの現在の料金ページでも、縦型5万円〜、スタンダード15万円〜、プロ30万円〜と案内されています。
動画撮影の料金を見る
商品動画を撮影会社へ依頼するメリット
撮影機材を用意する必要がない
動画撮影では、カメラだけでなく、
- 照明
- 三脚
- ジンバル
- 背景
- 音声機材
などが必要になる場合があります。
撮影会社へ依頼すれば、撮影内容に応じた機材を用意してもらえます。
撮影から編集まで依頼できる
動画は撮影後に編集作業が必要です。
撮影会社によっては、企画・撮影・編集までまとめて依頼できます。
商品撮影の経験を活用できる
商品動画では、映像としてきれいに見えるだけでなく、
- 商品の形
- 色
- 質感
- 機能
が正しく伝わることも重要です。
商品撮影の実績がある会社か確認しましょう。
動画制作を外注する流れについては以下の記事で詳しく解説しています。
動画制作を外注する流れ
商品動画の撮影会社を選ぶポイント
商品動画の実績があるか
動画制作会社によって得意分野は異なります。
企業紹介や採用動画を中心にしている会社もあれば、商品撮影を中心にしている会社もあります。
EC向けの商品動画を依頼する場合は、商品動画の実績を確認しましょう。
希望する動画のテイストに合っているか
制作実績を確認し、
- シンプル
- 高級感
- ナチュラル
- SNS向け
- スタイリング
- モデル使用
など、自社が希望する方向性と合っているか確認します。
料金に含まれる内容を確認する
見積もりでは、
- 企画
- 撮影
- 編集
- 修正
- BGM
- モデル
- スタジオ
など、どこまで含まれているか確認しましょう。
写真と動画を一緒に撮影する方法
ECサイトでは、商品写真と商品動画の両方を使用することがあります。
同じ商品を撮影する場合は、写真と動画を同じ日に撮影する方法もあります。
同じ撮影セットや背景、小物を利用できれば、写真と動画の見た目を揃えやすくなります。
また、商品の発送や撮影準備をまとめられる場合もあります。
ただし、写真と動画では必要なライティングやカメラ設定、演出が異なる場合もあるため、「必ず同時撮影の方が安い」とは限りません。
撮影内容を事前に伝えて、写真と動画をどのように組み合わせるか相談するとよいでしょう。
AirPhotoの商品動画撮影
AirPhotoでは、ECサイトやSNSなどで使用する商品写真に加えて、商品動画の撮影にも対応しています。
例えば、
- SNS向け縦型動画
- 商品紹介動画
- モデルを使用した動画
- 使用方法を伝える動画
- スタイリングした商品動画
など、商品や使用媒体に合わせて撮影内容をご相談いただけます。
写真と動画を同じ商品・同じスタイリングで撮影することも可能です。
また、15秒を超える動画についても内容に合わせて相談できます。
商品動画の撮影を依頼する
商品動画では、動画を作ること自体を目的にするのではなく、
「商品について何を伝えるための動画なのか」
を最初に決めることが重要です。
静止画で十分に伝えられる情報は商品写真で見せ、動きや使用方法など静止画では伝わりにくい情報を動画で補完すると、役割を整理しやすくなります。
AirPhotoでは、商品写真と商品動画の両方に対応しています。
使用するECサイトやSNS、商品、ブランドイメージに合わせて撮影内容をご相談いただけます。
AirPhotoの商品撮影サービスを見る
動画撮影の料金を見る
動画制作の費用相場を見る
商品撮影実績を見る
お問い合わせはこちら
お急ぎの場合はこちら
著者情報
著者:AirPhoto編集部
AirPhotoは、商品の魅力や特徴を写真・動画で伝える商品撮影チームです。
商品単体の撮影からスタイリング、モデル撮影、動画撮影、レタッチまで、商品撮影の実務を通じて得た知見をもとに情報を発信しています。
