ECサイトとインスタグラムの連携で売上アップ!ポイントを解説

ECサイトとインスタグラムの連携で売上アップ!ポイントを解説

ECサイトとインスタグラムを連携させることで、売上増を目指すことができます。
具体的にはどのようにインスタグラムを活用すれば良いのか、また他のSNSと比べたメリットについても見ていきましょう。ECサイトなしで販売する方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

ECサイトとインスタグラムを連携する理由

ECサイトとインスタグラムを連携する理由
ECサイトのアクセス数を増やしたいときは、インスタグラムとの連携を検討してみることができます。実際にインスタグラムユーザーのうち約50%は、インスタグラムの広告を見ることでブランドへの興味が高まると感じており、インスタグラムから商品やサービスなどの紹介・購入につなげやすい点も魅力です。

また、令和2年度に実施した総務省の調査では、約42.3%の人々(実勢比に合わせた性別や年齢で抽出された対象者)がインスタグラムを利用しており、10代~50代のすべての年代においてユーザー数は30%を超えていることが報告されました。

男性は35.3%、女性は49.4%とやや女性のユーザーが多いものの、比較的性別問わず利用されているSNSツールです。このことからも、幅広いユーザーにECサイトをアピールする手段としてインスタグラムを検討することは有用だと考えられるでしょう。

参考:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

ECサイトとインスタグラムを連携するメリット

ECサイトとインスタグラムを連携するメリット
ECサイトを他のSNSと連携しないで運営することもできます。しかし、インスタグラムなどのSNSと連携することで、アクセス数を増やし、売上増を実現することも可能です。ECサイトとインスタグラムを連携する主なメリットとしては、次の5つが挙げられます。

  • インスタグラムで検索するユーザーをターゲットにできる
  • 写真で魅力を伝えられる
  • 無料で利用できる
  • 活用アイデアも紹介できる
  • ショッピング機能でスムーズに購入へと導ける

それぞれのメリットについて解説します。

インスタグラムで検索するユーザーをターゲットにできる

インターネットで検索するといえば、Google検索などの検索エンジンを使うことが一般的でしたが、近年ではSNSで検索するユーザーも増えています。
とりわけトレンド情報を知りたいときや口コミを参考にしたいときなどは、検索エンジンよりもSNS検索を用いる方も多いでしょう。

例えば、今流行っているアイテムやショップなどであれば、SNSの検索窓やハッシュタグを使ってリアルな口コミを探すことができます。
ECサイトとインスタグラムを連携すると、インスタグラムで検索するユーザーもターゲットにすることが可能です。トレンドや口コミが気になる商品を販売するときは、インスタグラムと提携し、インスタグラムユーザーも取り込めるようにしておきましょう。

写真で魅力を伝えられる

インスタグラムは写真をメインとしたSNSです。商品の魅力が伝わる写真をインスタグラムに掲載すれば、ECサイトに流入するユーザーを増やすことができるでしょう。

例えば、洋服やバッグ、シューズなどのファッションアイテムは写真で魅力を伝えやすいため、インスタグラム向きです。モデルに身につけてもらえばサイズ感やイメージをさらにわかりやすく伝えることができ、より多くのユーザーの心を引き付けられるかもしれません。
また、食品なども言葉で説明するより画像のほうがユーザーにおいしさを伝えやすいので、インスタグラムと親和性の高いアイテムといえるでしょう。

無料で利用できる

インスタグラムは、無料で利用できるSNSです。どんなに頻繁に情報を発信しても投稿にはコストがかからないため、予算をかけずにマーケティングを実施したいときにも適したツールといえるでしょう。
広告も種類を選べば安価に利用することができます。また、適切なハッシュタグをつけることでユーザーが見つけやすいように工夫すれば、安価かつ効果的に流入経路を増やすことも可能です。

活用アイデアも紹介できる

写真や動画で視覚的にアピールできる点も、インスタグラムの特徴です。例えば、商品の使い方を文章で紹介することもできますが、写真や動画を使えば、より簡単かつ一瞬で多くのユーザーに使い方を理解させることができるでしょう。

また、単にアイテムを紹介するよりも、使い方や活用アイデアを紹介すれば、ユーザーは自分自身がアイテムを所有した後の様子をイメージしやすくなり、購入したいという気持ちが強まる可能性があります。質感や音声などの言葉以外の情報を伝えたいときにも、インスタグラムは適したツールといえるでしょう。

ショッピング機能でスムーズに購入へと導ける

従来であれば気になる商品があっても、次の4つの工程を経なければ購入することができませんでした。

  1. 検索エンジンで調べる
  2. 取り扱っているECサイトを探す
  3. 商品名や型番などで検索する
  4. 商品購入ページを開く

インスタグラムのショッピング機能では、写真や動画、ストーリーズの投稿にECサイトの商品タグを設定することが可能です。商品タグをクリックすれば商品の詳細情報が表示され、そのままECサイトの商品購入ページに遷移するため、ユーザーが買いたいときに買うことができ、販売の機会を逃しません。

ECサイトとインスタグラムを連携した事例

ECサイトとインスタグラムを連携した事例
SNSを連携することで、ECサイトへの流入経路を増やすことができます。SNSの中でも写真や動画などの視覚的なインパクトを打ち出したインスタグラムを連携し、ブランドのイメージや商品の活用アイデアを効果的に伝えている企業も少なくありません。いくつかの事例を紹介し、どのようにECサイトの売上増につなげているのか解説します。

MAJOLICA MAJORCA

コスメブランド「MAJOLICA MAJORCA(マジョリカマジョルカ)」では、ECサイトと連携したインスタグラムで自社商品の使い方やメイクテクニックなどを動画で紹介しています。
商品紹介からメイクの手順、メイク前・メイク後の比較画像などが30秒ほどの短い動画にまとめられているので、ユーザーは短時間に多くの情報を効率よく収集することが可能です。またブランドコンセプトを具体化したミステリアスでおしゃれな画像も、MAJOLICA MAJORCAならではの魅力となっています。

A FLOATING LIFE

「A FLOATING LIFE」は、まとめ機能や商品タグ、ストーリーズ、ライブ配信などのインスタグラムの機能をフル活用したマーケティング戦略を実施しているステーショナリーブランドです。
例えば、まとめ機能では、商品をカテゴリーごとに分類して使い方や画像などを詳しく紹介し、気になる商品をテーマごとにチェックできるようにしています。また、商品の画像には商品タグをつけているため、ワンクリックでECサイトに遷移することも可能です。

なお、A FLOATING LIFEではインスタグラム以外にも複数のSNSをECサイトに連携し、流入経路を多く設けています。流入経路を増やしたいときはもちろんのこと、どのSNSを利用して良いかわからないときも、A FLOATING LIFEを参考に複数のSNSを利用して自社に合うツールを探してみてはいかがでしょうか。

GU

ファッションブランドの「GU(ジーユー)」も、インスタグラムとECサイトを連携したマーケティング戦略を実施しています。GUはインスタグラムユーザーが多い10代、20代をターゲットとしたブランドです。そのため、インスタグラムを用いることで、購買層に向けた情報を効率よく伝えることができるでしょう。

GUのインスタグラムでは、商品単体を紹介するのではなく、日常でどのようにコーディネートするのかについてさまざまな具体例が紹介されています。また各投稿にはコーディネートの解説や商品名、価格なども記されているので、購入のアクションに必要な情報をまとめて獲得することが可能です。

ECサイトとインスタグラムを連携する際の注意点

ECサイトとインスタグラムを連携する際の注意点
ECサイトとインスタグラムを連携することで、ECサイトへの流入経路を増やせます。また、視覚的にアピールしやすいことや商品タグをつけられることなどのインスタグラムならではの特徴を上手に活用すれば、ECサイトの売上増にもつなげることができるでしょう。
しかし、インスタグラムと連携しさえすればECサイトの売上増を実現できるわけではありません。次の3つのポイントに留意し、より効果的なインスタグラムの運用を実現しましょう。

  • ユーザーと定期的にコンタクトを取る
  • 統一性のある世界観を構築する
  • プロフィールにURLを記載する

それぞれのポイントについて解説します。

ユーザーと定期的にコンタクトを取る

インスタグラムは公式アカウントから一斉に情報発信できるだけでなく、個々のユーザーとコンタクトを取ることもできるツールです。ユーザーのコメントに適切なリプライを送ったり、スタンプで簡単にアンケートを取ったりすることで、ユーザーが主体的に参加していると実感できるようにすることが必要といえます。

また、定期的にユーザーが閲覧できるように、こまめに投稿することも不可欠です。インスタグラムでは独自のアルゴリズムで利用者ごとにパーソナライズされたコンテンツが表示されるので、ユーザーのニーズに合う情報を定期的に投稿し、常に表示されるように工夫しましょう。

統一性のある世界観を構築する

インスタグラムでは投稿ごとに個々の画像を表示することもできますが、ブランド名やアイテム名で検索すると複数の画像が一覧表示されます。画像に統一性を持たせることで、写真や動画がまとめて表示されてもブランドの世界観が伝わりやすいようにしておきましょう。
例えば、同じアングルや同じ背景色を選ぶこと、あるいは同じテーブルの上に置いて商品を撮影することで、一覧表示されたときに統一感が生まれ、ブランド固有の特徴をより強くアピールすることができます。また、同じ加工機能を使うことでも、ブランドのカラーを打ち出すことができるでしょう。

なお、ECサイトではインスタグラムにアップした写真や動画だけでなく、多方向から撮影した写真や使い方がわかる写真なども掲載することが必要です。
購入のきっかけとして活用されるインスタグラムとは異なり、ECサイトではより深い情報を提供することが求められるため、ユーザーのニーズに合う写真や動画を多数掲載しておきましょう。

プロフィールにURLを記載する

インスタグラムでは、個々の投稿にECサイトのURLを直接記載することはできません。投稿にショッピングタグをつけてECサイトに誘導することはできますが、投稿が気になったユーザーが必ずしも商品タグをクリックするとは限らない点に注意しましょう。
インスタグラムのユーザーの中には、商品タグをクリックすることでECサイトに遷移できることを知らない方もいる可能性があります。

インスタグラムのショッピング機能は誰もが利用できる機能ではない点にも注意しましょう。商品タグなどのショッピング機能を利用するためには、インスタグラムに申請し、承認を得なくてはいけません。また、インスタグラムの承認を得ている場合でも、個々の投稿がFacebookのコマースポリシーに反していると判断されるときには、商品タグがつけられず、ショッピング機能を利用できない恐れもあります。

このような事情から、インスタグラムにはショッピング機能はありますが、ショッピング機能を利用しないでECサイトに誘導する経路を作っておくことが必要です。写真や動画で興味を持ったユーザーをECサイトに確実に誘導するためにも、アカウントのプロフィール欄にECサイトのURLを記載しておきましょう。

ECサイトなしにインスタグラムで販売する方法

ECサイトなしにインスタグラムで販売する方法
ECサイトがなくても、インスタグラムだけでも商品を販売することができます。インスタグラムにショッピング機能の利用申請を行い、承認を得ることが必要ですが、次の3つのポイントに注目してECサイトなしの販売に挑戦してみましょう。

  • コレクション機能で世界観を紹介する
  • オンラインチェックアウトで決済する
  • コマースマネージャでFacebookとも連携できる

なお、すでにECサイトを構築している場合も、インスタグラムを活用したECサイトなしの販売に挑戦できます。販売できる場が増えることで、売上増を期待できるでしょう。

コレクション機能で世界観を紹介する

コレクション機能とは、ブランドの商品をまとめて表示する機能のことです。アカウントのプロフィール欄にある「ショップを見る」やインスタグラムアプリの下部に表示された「Instagramショップ」から閲覧できます。
インスタグラムのコレクション機能は、簡単にいえば商品カタログのようなものです。関連する商品をまとめる、新商品の中でも特に推したいアイテムを集めるといった使い方ができます。個々のアイテムを紹介するだけでなくコレクション機能も使って、商品と商品のつながりやブランドの世界観をユーザーに訴えかけましょう。

オンラインチェックアウトで決済する

オンラインチェックアウトとは、商品ごとにオンライン決済のリンクを作成し、ワンクリックで購入できるようにした決済方法です。ユーザーはリンクをクリックするだけで決済方法に進めるため、ECサイトに遷移して購入手続きを行う過程を省略できます。
オンラインチェックアウトによっては月額利用料などの固定費用がかからず、決済時に手数料のみ発生するものもあります。ランニングコストを抑えてオンライン販売を実施したい方にも適した方法といえるでしょう。

コマースマネージャでFacebookとも連携できる

コマースマネージャという管理画面で設定すると、インスタグラムとFacebookの両方のプラットフォームで共通したオンラインショップを構築できます。インスタグラムだけでなくFacebookも運用して商品紹介をしている場合は、コマースマネージャで一元管理し、管理や運用の手間を軽減しましょう。

インスタグラムの閲覧者を増やすポイント

インスタグラムの閲覧者を増やすポイント
インスタグラムとECサイトを連携しても、インスタグラムの閲覧者が少ない場合はECサイトのアクセス数や売上の増加にはつながりにくいでしょう。次の4つのポイントに留意することで、インスタグラムの閲覧者を増やしましょう。

  • 最適なハッシュタグをつける
  • キャプションにはメンションを入れる
  • 正方形の写真を掲載する
  • リール機能を活用する

それぞれのポイントについて解説します。

最適なハッシュタグをつける

インスタグラムのユーザーはハッシュタグ検索を使って、目当ての情報を探します。投稿に適切なハッシュタグをつければ、表示される回数が増えるため、自然と閲覧数も増やせるでしょう。
また、一般名称だけでなく自社のブランド名や商品名をハッシュタグにすることで、インスタグラムユーザーに名前を広める効果も期待できます。ブランド名や商品名の認知度が向上すると、ハッシュタグ検索される可能性も増え、閲覧数の増加にもつながるでしょう。
どのようなハッシュタグをつけるか迷ったときは、競合会社のインスタグラムのハッシュタグも参考になります。ぜひ参考にして、より表示されやすいハッシュタグを選びましょう。

キャプションにはメンションを入れる

投稿するときは、キャプション(コメント)も入れるとよりユーザーに情報をわかりやすく伝えることができます。また、キャプションにメンションを入れると、メンションからワンクリックでアカウントのプロフィール欄に遷移できるため、ユーザーの注意をECサイトのURLに向けることが可能です。
なお、メンションは「@(半角)インスタグラムのユーザーネーム」で作成します。キャプションにブランド名や商品名を記載した後、メンションをつけると、自然にプロフィール欄とECサイトのURLに誘導できるでしょう。

正方形の写真を掲載する

インスタグラムに掲載する写真は、正方形だけでなく縦長や横長でも問題ありません。しかし、一覧表示されるときには正方形に切り取られるため、最初から正方形の写真にしておくほうが良いでしょう。
もし、縦長や横長の写真を掲載してしまうと、思わぬ部分で切り取られ、一覧表示やコレクションで見たときにブランドの世界観や商品の魅力を十分に表現できない可能性があります。

リール機能を活用する

リール機能とは、最長90秒の動画を作成・投稿できる機能です。
写真よりも多くの情報を紹介できるため、ユーザーにブランドや商品についてより深く知ってもらうことができます。

インスタグラムは写真が命!撮影のポイント

インスタグラムは写真が命!撮影のポイント
インスタグラムは写真でブランドや商品の魅力を伝えるSNSツールです。キャプションやハッシュタグ、メンションなどにこだわることも必要ですが、まずはベースとなる写真が魅力的であることが前提となります。
ライティングやアングルにこだわり、ユーザーが買いたくなる写真を撮影しましょう。例えば、写真に次の要素があるとユーザーの視線を捉えやすくなります。

  • カラフル
  • おしゃれ
  • 非日常
  • ギャップ
  • ストーリー性

また、写真自体のバランスの良さもユーザーの目を引く要素です。カメラやスマホでグリッド線を表示させ、できるだけ左右対称かつ水平になるように商品を撮影しましょう。背景と商品の色バランスを吟味することや、背景をあえてぼかすことでも印象深い写真に仕上げることができます。

インスタグラムやECサイトに掲載する商品の撮影は、ぜひAirPhotoにお任せください。小物や配置などにこだわったスタイリング写真も用い、商品の魅力を引き出し、高い集客性につなげる写真を撮影します。お気軽にお問い合わせください。

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商品の魅力を伝える写真はぜひご相談ください

商品の魅力を伝える写真はぜひご相談ください
インスタグラムとECサイトを連携することで、ECサイトのアクセス数を増やし、売上増を期待することができます。また、ショッピング機能やオンラインチェックアウトを利用することで、ECサイトなしの販売も実現可能です。

インスタグラムを利用して商品を紹介・販売するときは、ブランドや商品の魅力が伝わる写真が欠かせません。商品撮影でお悩みのときは、ぜひAirPhoto(エアフォト)にご相談ください。お客様のご希望を丁寧にうかがい、ブランドの世界観を表現する写真を完成させます。

また、AirPhotoではECコンサルティングも承っています。インスタグラムとの連携でECサイトのアクセス数は増えたものの売上にあまり反映されていない場合、ECサイトの構成や機能に問題が潜んでいる可能性が考えられるでしょう。AirPhotoではECサイトの構築から運営、保守までワンストップでサポートいたします。

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