イーロン・マスクがAI事業に参入!?
起業家のイーロン・マスク氏が新しいAI企業「X.AI」を立ち上げる計画をしていると米Financial Timesが報じました。マスク氏はこれまでにEV、ロケット、ソーラーパネル、BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)など、多岐にわたる分野で技術の革新を目指した世界的起業家です。また、マスク氏は、ChatGPTで知られるOpenAIを2015年に共同設立しています。今回は、X.AIについて解説していこうと思います。
「X.AI」とは?
X.AIの詳細や目的はまだ明らかにされていませんが、同社の取締役はマスク氏自身であり、同氏の秘書であるジャレッド・バーチャル氏が法人化手続きを行ったと言われています。名前の通りAIに関する事業で、自身が創設したOpenAIの競合になるのではないかといわれています。
マスク氏は、「X.AI」の新事業のため、半導体を扱うNVIDIA(エヌビィディア)から大量のGPUを購入したといわれています。GPUとは、画像処理に必要な演算装置で、検索機能などのリアルタイムに処理するものにも付属し、AIを利用する際は多くのGPUが不可欠となります。
また、英The Financial Timesによると、マスク氏はDeepMindのトップエンジニアや、マスク氏がCEOであるSpaceXやTeslaなどの投資家とAI事業参入について話していると明らかにされています。
「X.AI」の創設場所
マスク氏はTwitter社の消滅によって企業を「X.corp」に統合しました。また、マスク氏は「Twitterの買収は、すべてのアプリであるXの開発を促進するものだ」と発言しており、SpaceXなどからも「X」という文字に謎が深まっています。そんな中、マスク氏は「X」という企業をネバダ州に設立し、twitterやX.AIもそこに統合しています。ネバタ州に設立した理由は以下の3点であると思われます。
・法人所得税の免除
・バーチャルオフィスを利用しても、法人用口座を開設することができる
・米国の法人として世界規模で事業を展開することができる
ネバダ州はアメリカの中でも起業しやすい地域であり、マスク氏はAI業界に参入するための準備を整えていると考えてよいでしょう。
まとめ
2023年3月30日に、マスク氏を含む2,600人以上のテクノロジー業界のリーダーや研究者が、「人類や社会に対する深刻なリスク」について懸念を表明し、AIの開発を一時停止するよう求めた公開書簡に署名した事実も存在します。果たしてマスク氏は何を考えているのでしょうか。またOpenAIのChatGPTが世界的に普及し、多くの企業がAIの事業を立ち上げている中で、マスク氏はAIを用いてどのような事業を立ち上げ、何をもたらすのか、そして「X」とはどのような企業なのでしょうか。
最新情報が発表され次第、随時発信していきたいと思います。
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